Tリーグ男子、T.T彩たまが7年目の悲願の優勝! 有延がMVP!


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Tリーグ男子、T.T彩たまが7年目の悲願の優勝!  有延がMVP!

 
3月23日 プレーオフ 東亞合成 presents 男子ファイナル
【3−1 】
●入場者数:2,406人
 
前日のプレーオフ男子セミファイナルで岡山リベッツを破ったT.T彩たまが奇跡を起こすのか、琉球アスティーダが王座奪回するのか。
トップのダブルスで、3ゲーム目、10-10から小林のフォアドライブが決まり、最後は吉村のフリックがオーバーミスして彩たまが1点先取。
2番の張本は1ゲーム目を5本で先取し、2ゲーム目も出足でリードするも曽根がまくって11-8で取り返した。3ゲーム目張本が6-0とリードするも曽根は10-8まで追い上げたが、11-8で張本が取り返した。4ゲーム目、張本がリードするも、曽根は3回のマッチポイントを跳ね返して、15-13で取って、2-2に。しかし、ここで力尽きて、最終ゲームは張本が11-7で奪い、琉球は1-1とした。「今日のポイントは2番の曽根が張本にあと1ゲームというところまでいけたこと。2-3まで相手のエースを追い詰めたことでチームに勢いが出た」(彩たまの水野監督)。
3番の有延はスタートから一撃必殺のボールを連発し、1ゲーム目を先取。吉村は相手を見ながらミスを誘うプレーを見せ、2ゲーム目を取り返したが、3、4ゲーム目を有延が連取。最後まで有延の剛打が落ちることはなかった。これで、彩たまは初優勝に王手をかけた。
「レギュラーシーズンで彩たまが琉球に勝てなかったのは吉村に勝ててなかったから。今日は吉村選手に勝てればチャンスがあると思った」(彩たまの水野監督)。「
4番はサウスポー対決。出足から宇田のフォアハンドが炸裂。11-9で宇田が取るも、すぐに篠塚が巧妙なサービスからの攻撃で2ゲーム目を8本で取り返す。3ゲーム目も宇田が先行するが、ジリジリと篠塚が盛り返す展開だったが、宇田が11-9で取って、あと1ゲームで彩たまが優勝とした。チームと会場のムードは彩たまに傾いている。
4ゲーム目で篠塚が粘りを見せて2-2にして、最終ゲームへ。そして5ゲーム目は10-6とマッチポイントを取った宇田。最後は宇田がチキータを決めて、彩たまが悲願の初優勝を飾った。素晴らしい決勝、熱狂的な応援を受けた素晴らしい彩たまの勝利だった。
いつも下位に沈んでいた彩たま、純日本人チームでの見事な優勝だった。優勝を決めた宇田は「シーズン最初から頑張ってきたチーム全員の優勝だった。プレッシャーの中で苦しい試合を乗り越えた。応援のみなさん、ありがとう。チームのみんなが明るくて、全員で戦った」「今日は篠塚選手に対して、行けるという自信と雰囲気があった。相手はカウンター、両ハンド、バックハンドがうまいので、そこにどうついていけるか。自分の攻撃も要所で決まっていた」(宇田)。
彩たまの水野監督は「信じられないですね。琉球は強いチームだし、今回は一発勝負にかけた。たくさんのファンの前でプレーできて選手も私も幸せ。チームのみんなと喜べてうれしい。監督1年目のこの結果は出来すぎだと思う。さらにチームが成長し、来年もこの場所に帰ってきたい」「シーズンの出足3連敗した。優勝したのは嬉しいけど、選手が人間的に成長したのを見て嬉しかった。また一からいろんなことを考えて、レギュラーシーズンでも優勝できるるようにしたい」と会見で語った。
毎シーズン、各チームには確実に地元のファンが増えている印象がある。特にこの日、まるでホームマッチのように代々木第二体育館にはT.T彩たまの大勢のファンが足を運び、熱い応援が会場に響いた。五輪代表や日本代表を揃えるチームではなく、地域に根を張るT.T彩たまの初優勝は意味がある。

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