Tリーグ女子ファイナル、勝負強さを発揮した木下アビエル神奈川が優勝。張本美和がMVP!
卓球王国
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3月23日 プレーオフ 東亞合成 presents 女子ファイナル
【木下アビエル神奈川 3−1 日本ペイントマレッツ】
トップのダブルスでは日本ペイントマレッツの大藤/横井の強打者ペアが1ゲーム目を先取するも、2ゲーム目は長﨑/木原が8-4とリードする。しかし、そこから大藤/横井が逆転して、貴重な勝ち星を上げる。「我慢、我慢で頑張った」(大藤)。
2番は、木下アビエル神奈川の張本と日本ペイントの橋本が激しい攻防を見せた。橋本はカットのミスがなく、時折放つ反撃も鋭い。しかし、張本は打たれても微動だにしない。ハイレベルなラリーの応酬で、1時間近い試合を制したのは張本だった。「苦しい試合でした。3ゲーム目のタイムアウトの後、そして、4ゲーム目の5-7から追いついたところがポイントでした。1点取ってチームに貢献したことが嬉しかった」(張本)
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4番で木下アビエルは世界ランク17位の木原、日本ペイントは世界ランキング8位の大藤が登場。1、2ゲーム目で大藤は緩急をつけながら木原のミスを誘い、ゲーム連取。3、4ゲーム目、木原がカムバック。激しい速攻ラリーの応酬で、木原連取。最終ゲーム、木原の勢いは止まらない。バックハンドの連打が大藤を襲い、最後は10‐7からフォアハンドを決めた。木原の見事な逆転勝ちで、木下アビエル神奈川は2回目の優勝を決めた。
「0-2でリードされて、もうやるしかないと思いました。大藤さんとは小さい頃から戦ってきてライバルで、最近は大藤さんは強いので、向かっていくことしかないし、最後まで諦めないように戦いました。中澤さんは卓球では厳しい監督、愛情のある監督でした。中澤さんは卓球では厳しい監督、愛情のある監督でした。良い思い出になりました」(木原)。ナショナルチームの監督に就任が決まっている中澤監督も有終の美を飾り、優勝直後から男泣きをしていた。「感動しました。最後、木原は0-2から厳しい状況の中で、最後は自分のペースで戦ってくれました。今シーズン、日本ペイントは強かった。今日は向かっていく気持ちで戦いました。チームメンバーは家族のようでした。みんなありがとう。ファンの皆さん、応援ありがとうございました」(中澤監督)。
日本ペイントの大藤コメント
「2点起用していただいて、4番で2-0としたところまでよかったのですが、木原さんは大舞台で私よりも勝負強かった」
日本ペイントの大嶋由美監督のコメント
「レギュラーシーズンで優勝できたけど、プレーオフで勝つのは難しい、まだまだ力が足りない。張本選手、平野選手はオリンピック選手なので勝つのは難しいと思っていた。木原選手は最初は調子が良いように見えなかったが、諦めない戦いだった。大藤も良い経験になったと思う」