ノジマTリーグ2025-2026シーズン　女子
（11月2日　アスリートタウン延岡アリーナ）

九州カリーナ 0-4 木下アビエル神奈川○

11月2日に行われたノジマTリーグ2025-2026シーズン女子 九州カリーナ VS 木下アビエル神奈川は、4-0で木下アビエル神奈川が勝利した。第4マッチでは、木下アビエル神奈川の岡田が一時劣勢に立たされるも、気持ちの強さで跳ね返し完勝を決めた。



第1マッチ
ジェン シェンチー/首藤成美 1-2 長﨑美柚/チャン ルイ○
11-8/10-11/9-11

第1ゲーム、立ち上がりから安定した試合運びのジェン/首藤ペアがリード。長﨑/チャンペアの隙をつくコース分けで、ラリーを制しポイントを重ねる。最後はジェンの思い切ったフリックで、ゲームを先取した。続く第2ゲームでは、体が温まってきた長﨑/チャンペア。リターンエースや3球目などが決まりはじめ、ラリーに持ち込ませない試合運びでポイントを連取した。しかし、九州ペアがラリーでの強さを見せる。10-10まで追い上げたが一歩及ばず、ゲームカウントは1-1となった。最終ゲーム、長﨑/チャンペアは相手に先手を取らせないよう、短めのツッツキを軸におく。この作戦がハマり接戦をものにした。


第2マッチ
枝廣瞳 1-3 平野美宇○
3-11/11-8/10-11/8-11

序盤から平野は得意のバックハンドを中心とした展開に持ち込む。バックを警戒した枝廣相手にフォアドライブも決め、危なげなく第1ゲームを奪った。しかし第2ゲーム、枝廣が先手を取り、平野のフォア側へ鋭いボールを打ち込む。コースを絞れなくなった平野がラリーで苦戦するなか、攻めきった枝廣がゲームを取り返した。第3ゲーム、平野はバックハンドだけでなく、回転量の多いフォアドライブも繰り出す。一進一退の攻防が続くなか、好機をうかがいながら持ち味のバックハンドでポイントを決めた平野がゲームを制した。接戦をものにした平野は、その勢いのまま第4ゲームの立ち上がりから6連続ポイント。枝廣の追い上げにも落ち着いて対応し、ゲームカウント3-1で勝利を収めた。


第3マッチ
ジェン シェンチー 1-3 チャン ルイ○
4-11/11-6/6-11/10-11

立ち上がりからどっしり構えるチャンに対し、ジェンはなかなかリズムが掴めない。第1ゲームを4-11でチャンにゲームを譲ったジェンだったが、第2ゲームからはラリーでの粘り強さが光りはじめる。長いラリーを押し勝ちゲームを奪った。続く第3ゲームでも、ジェンは鋭い攻撃でチャンを翻弄。序盤は接戦となったが、中盤以降はチャンが貫禄を見せ、ラリーで主導権を握ってリードを広げた。チャンがゲームカウント2-1でリードして迎えた第4ゲーム。お互いに譲らず接戦が続くが、チャンのサービスエースをきっかけに均衡が崩れる。5-5と追いついた後、チャンは強烈なバックハンドなどで9-5と突き放した。しかし、ジェンの怒涛の追い上げで10-10に。緊迫感のある1ポイントを、チャンが落ち着いてサービスエースで決めて決着した。


第4マッチ
栗山優菜 2-3 岡田琴菜○
11-7/11-5/6-11/4-11/8-11

第1ゲーム、岡田のサーブに対して栗山がレシーブを浮かしてしまう場面が目立つ。しかし岡田は思うように攻撃を決めきれず、一方で栗山は先手を取った場面でしっかりと攻めきってリード。サーブでもポイントを重ねた栗山が先制した。第2ゲームでも栗山はパワフルなドライブを中心に、リズムに乗り切れない岡田を攻め崩す。大きな声で会場の雰囲気も味方につけ、11-5でゲームを連取した。勢いづいた栗山は、第3ゲーム序盤でも6-2とリードを築くが、ここから徐々に岡田のラリーに安定感が増してくる。一方、追いつかれて焦った栗山にミスが続き、岡田が脅威の9連続ポイントで逆転勝利し、ゲームカウントは2-1となった。第4ゲーム、栗山は流れを戻そうと懸命に食らいつくが岡田が序盤からリード。11-4でゲームを連取し、決着は最終ゲームへと持ち込まれた。短期決着となる最終ゲームは、完全に流れを奪った岡田が押し切って、チームの完全勝利を決めた。



試合の結果、マッチカウント4-0で木下アビエル神奈川が勝利を収めた。