【ツギクルTリーガーの通信簿】出場機会を増やし"渡り鳥"3年目の飛躍へ 三木隼

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【ツギクルTリーガーの通信簿】出場機会を増やし"渡り鳥"3年目の飛躍へ 三木隼

ノジマTリーグ2025-26シーズンは、中盤に入りますます白熱しています。男子は、首位T.T彩たまから4位の金沢ポート(以下金沢P)までが勝ち点3の間にひしめく団子状態。上位4チームの競り合いはもとより、現在5位ながら、二季連続でプレーオフ進出を果たした岡山リベッツが本領を発揮すれば、さらなる混戦にもつれ込む可能性があります。女子は、木下アビエル神奈川と6連勝中の日本ペイントマレッツが頭ひとつ抜け出した状態ですが、日程の関係で試合の消化数が少ない日本生命レッドエルフは、今後確実に勝ち点を伸ばしてくる存在でしょう。男子同様、こちらも混戦模様になると予想されます。シーズン最後まで拮抗した戦いが繰り広げられることを期待しましょう。


さて今回の通信簿では、Tリーグ在籍3シーズン目にして、所属チームも3チーム目という「渡り鳥」Tリーガー、三木隼(みき・はやと)選手を紹介いたします。

三木選手のTリーガーとしてのキャリアは、2023-24シーズンに静岡ジェードに入団したことから始まります。2023年のインターハイシングルスで優勝を果たした三木選手は、即戦力として活躍することを期待されていましたが、そこは日本のみならず、世界中から強豪選手が集結したTリーグ。高校生チャンピオンという「顔」だけでは通用しない世界でした。ルーキーシーズンの成績は、シングルスのみ4試合に出場して未勝利と、苦いTリーグでの洗礼を受ける結果となりました。

2024-25シーズンには心機一転、Tリーグきっての強豪・木下マイスター東京(以下KM東京)に移籍したものの、厚い選手層に阻まれ、出場登録もままならず、1試合も出場できないままシーズンを終えることとなりました。筆者も、「ツギクル」コーナーで紹介した三木選手のその後を「通信簿」で追跡しようとしたものの、出場選手登録がなく、愛知工業大学進学以外に話題が見当たらず、執筆を断念せざるを得ませんでした。


愛知工業大学では入学早々からレギュラーに定着し、大活躍を見せています。直近では、東海大学秋季リーグ戦でチームを優勝に導き、個人としては最優秀選手賞を受賞とレベルの違いを見せつけています。そして今シーズン、三木選手は3チーム目となる琉球アスティーダ(以下琉球A)に移籍しました。過去2シーズンのTリーグの成績から考えれば獲得に二の足を踏んでもおかしくない状態ですが、「アマチュア」での抜きん出た成績と、何よりもそのポテンシャルの高さを見込んだ琉球Aが、今後の成長への「先行投資」の意味も込めて決断を下したのでしょう。琉球Aでは、ベテラン大島祐哉選手とペアを組んでダブルスに出場し、幸先よく初勝利を手にしました。この勝利はまた、三木選手にとってのTリーグ初勝利でもありました。


三木選手の戦型は左シェークドライブ型で、フォア、バック双方で強力なドライブを放ち続けられることが特徴です。特にバックハンドからのショットが強烈で、ポイントを得ることが多いようです。ここぞという場面で見せるチキータも、必殺ショットとして相手プレーヤーにとっての脅威となっています。また、バックショットに過度にこだわるのではなく、両ハンドともに「振り抜く」ことを心がけ、そのための修練を重ねた成果が好成績につながっています。

冒頭でも述べたとおり、男子は混戦模様が続いていますが、三木選手が期待通りの活躍を見せれば、琉球Aが一気に抜け出すこともじゅうぶんにあり得ます。


三木隼(みき・はやと)
2006年3月28日神奈川県生まれ。野田学園中学・高校を経て現在愛知工業大学在学中。2023年インターハイシングルス優勝。Tリーグには2023-24シーズンより参入。静岡ジェード木下マイスター東京を経て今シーズンは琉球アスティーダに所属。戦型は左シェークドライブ型で特にバックハンドからの強打、チキータが最大の武器。


(文・江良与一)

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E.Yoichi

11月8日() 13:08

肉々しい様
ご指摘ありがとうございます。私の完全な勘違いでした。お詫びして訂正いたします。以後重々気をつけます。今後ともよろしくご愛顧のほどお願いいたします。

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肉々しい

11月8日() 05:19

三木選手、一番最初は静岡だった気がします

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