【Tリーガーの強みはココ!】シンプルに見えるサーブが実は最強!? 五十嵐史弥
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日本人初のイタリアリーグプレイヤーとしても知られる五十嵐史弥。今回は五十嵐選手の強みや注目ポイントをご紹介します。
【経歴】
五十嵐選手は、山形県長井市で1999年9月9日に誕生しました。卓球との出会いは、母親の知り合いがコーチを務める長井ジュニアスポーツ少年団であり、小学6年生で全日本ホープス大会ベスト8の成績を収めると、その実力を認められ青森山田中学校へ進学。その後、山形の中学校に編入し、高校は石川県の強豪校・遊学館高校に進学しました。
高校時代は、インターハイ男子ダブルスで同級生の出雲卓斗選手とペアを組み3位、団体戦では準優勝の成績を残しました。その後、早稲田大学に進学し、2年時には関東学生選手権でシングルス優勝を果たしています。また、日本人選手として初のイタリアリーグでのプレー経験者でもあります。
【国内大会の主な成績】
五十嵐選手の国内大会における主な実績は以下の通りです。
・2017年:全日本選手権ジュニア男子シングルスベスト8
・2019年:関東学生選手権男子シングルス優勝
・2022年:全日本選手権混合ダブルスベスト8(ペア:杉田陽南選手)
【国際大会の主な成績】
五十嵐選手の主な国際大会成績は以下の通りです。
・2017年:タイジュニア&カデットオープンU18男子シングルス優勝
・2019年:ユニバーシアード男子ダブルス銅メダル(ペア:酒井明日翔選手)、男子団体銅メダル
【2023-2024年のTリーグの成績】
五十嵐選手は、2023-2024年のTリーグでは金沢ポートに所属しており、シングルス4勝3敗、ダブルス4勝4敗の成績を残しています。
【五十嵐史弥の強みと注目ポイント】
五十嵐選手の強みは、一見シンプルに見え、そのじつ非常に回転量が多く対戦相手からすると厄介なサーブにあります。
五十嵐選手の試合を見ていると、彼のシンプルなサーブをプロの選手が打ち返せない場面をたびたび目にします(どのくらいシンプルかについては、実際の試合を見てほしいところではありますが、派手なモーションはあまりありません。)。つまり、相手選手がミスしてしまうくらいの回転量のあるサーブを放っていることがわかります。
そして、サーブ以外のドライブやチキータなどの攻撃にも非常に威力があります。
そうした相手のミスを誘うサーブと強力な攻撃を組み合わせたプレーが、五十嵐選手の最大の特徴と言えるでしょう。
ますはサーブから、これを合言葉に五十嵐選手の戦いぶりにぜひ注目してみてください。
五十嵐史弥(いがらし ふみや)
金沢ポート所属
山形県出身 1999年9月9日生まれ
身長182cm 右シェークドライブ型
(文:山田一希)