【Tリーガーの強みはココ!】台風の目となるべくTリーグへ初参戦 攻めのカットマン・小林りんご
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Tリーグに、つい先日10月29日に選手登録されたばかりの小林りんご。
今回は、今後の活躍が気になる新人Tリーガーの強みや注目ポイントを解説します。
【経歴】
小林選手は、岩手県宮古市で2004年12月30日に誕生しました。卓球経験者の両親や祖母をもつ小林選手は、家族が運営する卓球クラブで3歳の頃から卓球を始めました。
本人曰く、地元では練習相手が十分にいなかったそうで、環境はあまり恵まれたとは言えないものでした。それでも、幼少の頃から全国大会に出場するなど、徐々に頭角を現すようになっていきます。
高校は、愛知の名門校・桜丘高校に進学。高校1年生で全国高校選抜に出場するだけでなく、団体戦メンバーとして準優勝に貢献しました。3年生で出場した全国高校選抜では、女子ダブルスで優勝しています。
大学も名門・青山学院大学に進学。1年生で出場した関東学生新人大会では準優勝、関東学生卓球選手権は3位にランクインしました。
2024年の全日本選手権では、女子シングルスでベスト32に輝くなど、メキメキと実力を伸ばし続けるなか、Tリーグ参戦の時を迎えます。
その初参戦は、山室早矢選手に代わり、10月29日に九州アスティーダから選手登録されるというもので、今後のTリーグでの活躍が楽しみな選手の一人です。
【2023-2024年のTリーグの成績】
小林選手は、2023-2024年のTリーグには出場していませんでした。
【小林りんごの強みと注目ポイント】
回転量の多いカットによる防御力と、隙あらば強打で得点する攻撃力の攻守が揃ったプレーで魅了する小林選手。同じ戦型の母親の影響で、小学生の頃からプレースタイルをカットマンにしています。
カットマンと聞くと、相手の強打に対しバックスピンをかけながら返すなど、守りのプレースタイルと思われがちですが、昨今のカットマンには、カットの中に攻撃を織り交ぜる攻めの戦型が増えています。
小林選手もその一人で、攻撃を多用するタイプのカットマンであり、カットで相手のミスを誘いながら、甘い球が返ってきた場合には強打を狙う、相手にしたくないような戦い方が持ち味となっています。
小林選手は攻撃技術も高いため、打ち合いでも負けないパワーがあります。
ぜひ攻守揃った彼女のプレーと今後の活躍に、注目してみてください。
小林りんご(こばやし りんご)
九州アスティーダ所属
岩手県出身 2004年12月30日生まれ
身長154cm 右シェークカット型
(文:山田一希)