【インタビュー】宇田幸矢選手「迫力あるプレーをファンの方に見せていきたい」
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T.T彩たま所属の宇田 幸矢選手に、今シーズンの意気込みやご自身のプレーの注目ポイント、Tリーグの魅力などをお伺いしました。普段ベールに包まれている、リラックス方法から試合前のルーティンなど多くのことに答えてくれました!
──昨シーズンは海外リーグでプレーされていましたが、振り返ってみていかがですか?
宇田:昨シーズンはブンデスリーガ一部で多くの海外選手と試合や練習を行って、より対応力が上がったと感じています。また、自分の戦い方やプレースタイルを改めて確認できたこと、ちょっとずれていた部分に気付けたことも大きかったと思います。
──今シーズンの意気込みを教えてください。
宇田:まずは自分が多く勝つことがチームにとって一番貢献できることなので、一勝ずつしっかりと勝ちを積み上げていけるように頑張りたいです。僕はダブルスも得意としているので、ダブルスでも勝ってチームに勢いをつけていきたいですね。
──宇田選手の強みや注目ポイントを教えてください。
宇田:僕自身のプレーは力強いボールを打つスタイルなので、そのプレーに対して盛り上がっていただけたら嬉しいです。ファンの方には迫力のあるプレーを見せていきたいです。
──ファンの方から呼んでほしいニックネームはありますか。
宇田:うーん、特にはないですね…。ファンの方に作っていただきたいです!
──試合前のルーティンを教えてください。
宇田:基本的にルーティンは作らないようにしています。作ってもそんなに変わらないと思っていますし、逆に作ると、それ自体が気になって試合に集中出来なくなるかもしれないので。
──5月の世界卓球2023南アフリカに出場して得られたことを教えてください。
宇田:特にシングルスでは良いプレーが多かったと思っています。反省点は、3回戦で中国の選手に負けた試合です。ゲームの進め方、試合の作り方、ともに甘い部分があると改めて感じました。でも、負けたゲームでも相手に先行して試合を進めることができたので、そこは成長できた部分でした。
──今後の課題や取り組むべきことを教えてください。
やっぱり一番は自分の強みを出していくことですね。もちろん相手も研究してきて、強みが出せない場面もあるとは思いますが、そこは違う技術で組み立てながら、どうしたら自分の良さを出していけるか。今後はその点に集中して取り組んでいきたいです。
──何かリラックスするためにやっていることがあれば教えてください。
宇田:うーん、正直これといったものはないですね…。暇なときは動画やアニメで時間を潰そうとするんですけど、飽き性で最後まで見られないんです(笑)。まだハマれるものがないので、ファンの方にいろいろ教えてほしいです!
──今年海外からTリーグに復帰されましたが、その理由を教えてください。
宇田:目標である「オリンピックに出場する」ために、Tリーグへの復帰を決めました。コロナ渦の際は海外遠征が難しい時期もありましたが、今はTリーグに出場しながらも海外遠征を行える機会も増えてきて、日本にいても海外選手と多様な経験ができるようになったので、日本に戻ってきました。
──海外と日本、卓球の違いを教えてください。
宇田:日本の卓球はスピードが速くカウンター技術が得意なので、見ていて飽きない、テンポが速い試合展開だと思います。海外はパワーがある選手が多く、僕は日本よりも海外の方がラリーになりやすいのかなと感じています。僕自身は海外のスタイルがやりやすいので、海外選手と試合する時には何か謎の自信っていうのがありますね(笑)。
──最後に、初めてTリーグを見る方へTリーグの面白さ、魅力を教えてください。
今年からはチーム数も増えましたし、昨年以上に熱くて面白い試合が増えると思います。どのチームも応援していて面白いと感じてもらえるはずなので、初めて見る方も、自分の好きな選手やチームを探して応援してほしいですね。
僕が所属するT.T彩たまは、選手やスタッフ、ファンの皆さん、全ての関係する方々と一体感があるチームなので、応援してくださる方には面白さをより一層感じていただけると思います。
宇田 幸矢選手(うだ ゆきや)
T.T彩たま所属
東京都出身 2001年8月6日生まれ
身長171cm 左シェークドライブ型
(構成・富永陽介)