【Tリーガーの強みはココ!】韓国のエースがTリーグに復帰! 頭脳明晰なプレーが光る チョン ジヒ
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中国から韓国に帰化した選手であるチョン ジヒ(田志希)。今回は、チョン選手の強みや注目ポイントを解説します。
【経歴】
チョン選手は、中国の廊坊市で1992年10月28日に誕生しました。父親が小学校の卓球コーチをしており、その影響で7歳の頃からラケットを握り始めます。
2002年に当時10歳のチョン選手は、中国青島市に卓球留学。2005年には、多くの中国代表選手を輩出した名門・魯能クラブに入団しました。2007年に江原道平昌で開催されたアジアユース選手権女子シングルでは、2位の結果を残しています。
しかし、ユースでは結果を出していたものの、成人の代表チームには入れずにいました。
そんなときに、元韓国代表チーム監督であるキム・ヒョンソク監督に見いだされて渡韓。2011年に韓国国籍を取得し、帰化しました。卓球では、帰化した選手は国際大会への出場制限が設けられていますが、2014年に規定をクリアし韓国代表入りを果たしました。
韓国代表として活躍し続け、2018年の世界選手権ハルムスタッド大会では女子団体に出場し、銅メダルの獲得に貢献しています。
そして2021年のアジア選手権では、女子ダブルス金メダル、混合ダブルス銀メダル、女子団体銀メダルと、3種類のメダルを獲得しました。
Tリーグには、2018年にトップおとめピンポンズ名古屋から参戦し、2019年に日本生命レッドエルフへ移籍。2022~2024年には出場がなかったものの、今シーズンから再度Tリーグに参戦しました。
【2023-2024年のTリーグの成績】
チョン選手は、2023-2024年のTリーグには出場していませんでした。
【チョン ジヒの強みと注目ポイント】
チョン選手は左利きの選手で、卓球台から近い位置で、速い打球点からの攻撃を得意としています。
速い打球点での攻撃は、テンポの速いプレーができるだけでなく、相手が反応できないスピードを駆使した戦いを実現します。
さらにチョン選手は、この速い攻撃をしながらミスが少なく、攻撃力と正確性を掛け合わせたプレーが強みと言えるでしょう。
また、コースの打ち分けや、サーブ・レシーブの使い分けもうまく、IQの高さがうかがえるプレーも見られます。
チョン選手の試合を見る際には、そうした頭脳的なプレーにもぜひ注目してみてください。
チョン ジヒ
日本生命レッドエルフ所属
中国出身 1992年10月28日生まれ
身長159cm 左シェークドライブ型
(文:山田一希)