【Tリーガーの強みはココ!】吉村真晴のパワーとテクニックを兼ね備えたプレーに注目!
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過去最高の世界ランクは15位で、2016年に開催されたリオデジャネイロオリンピックでは卓球男子団体で銀メダルを獲得するなど、日本の卓球界を牽引してきた吉村真晴。今回は、そんな吉村選手の強みや注目ポイントを紹介します。
【経歴】
吉村選手は1993年8月3日生まれの29歳で、出身は茨城県東海村です。
弟の吉村和弘と吉村友斗も卓球選手で、現在は吉村和弘選手と兄弟そろってTリーグのチームである琉球アスティーダに所属しています。
父(元卓球選手)の影響で小学1年生から卓球を始め、2011年の世界ジュニア選手権ではシングルスとダブルスともに3位という好成績を残しています。
高校3年生で出場した2012年の日本卓球選手権では、名だたる強豪を倒して決勝に出場。決勝戦では大会5連覇中だった水谷隼を破って見事優勝を果たしました。
2017年の世界卓球選手権では、石川佳純とペアを組んだ男女混合ダブルスで優勝しました。世界卓球選手権の男女混合ダブルスでの日本人の優勝は、1969年以来の快挙です。
また、優勝が決まった際に吉村選手が石川選手の頭をポンポンしたシーンは、当時話題になりました。
【2022-2023年のTリーグの成績】
2022-2023年のTリーグでは琉球アスティーダに所属し、シングルス12勝7敗、ダブルス2勝1敗とチームの優勝に貢献しました。
【吉村真晴の強みと注目ポイント】
吉村選手の強みは、威力のあるドライブ(前方向性に進むような縦回転をかけながらボールを打つ打球法)とテクニカルなプレーです。
一言で表すと、オールラウンドなプレーが吉村選手の強みになります。
吉村選手のドライブは1発で相手選手を打ち抜くことができるくらいの威力があり、そのドライブをフォアハンドとバックハンドの両方から放てます。
また、卓球台から少し離れた位置では、ドライブだけでなく、ボールを高く打ち上げて相手のミスを誘う「ロビング」と呼ばれる返球方法で、粘ってからの反撃を狙うプレーも得意です。
吉村選手はサーブも強力で、特に同じ動作から異なる回転をボールにかけるサーブの「アップダウンサーブ」は吉村選手の代名詞となっています。
このアップダウンサーブは同じ動作で異なる回転のサーブができるため、相手はサーブの回転が分からず、返球ミスをしてしまう悪魔のようなサーブです。
吉村選手は、攻撃・守り・サーブと、まさにオールラウンドなスキルを持つ選手であり、それゆえ卓球の様々なテクニックを堪能できるところが吉村選手のプレーの注目ポイントとなっています。
今回紹介したようなポイントを押さえながら、吉村選手の試合を観戦すると、吉村選手のすごさとともに卓球の面白さを感じることができるでしょう。
吉村真晴(よしむら まはる)
琉球アスティーダ
茨城県出身 1993年8月3日生まれ
身長177cm 右シェークドライブ型
(文:山田一希)