【Tリーガーの強みはココ!】ケガで不在のエースの穴を埋めるべく選出 吉本はな
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先日10月15日、ケガの治療を理由に日本生命レッドエルフから早田ひな選手の登録が抹消されました。そして同時に発表されたのが、吉本はな選手の追加選手登録でした。
今回は、その白羽の矢が立った吉本選手の強みや注目ポイントを解説します。
【経歴】
吉本選手は、北海道日高町で2007年5月31日誕生しました。小学1年生の頃から日高ジュニア卓球クラブで卓球を始め、北海道卓球選手権大会ホープスの部(小学6年生以下)では、2017年~2019年に女子シングルス3連覇を果たしました。
中学は地元北海道から飛び出し大阪の貝塚第二中学校へ卓球留学。全国中学校卓球大会で団体戦2連覇や女子シングルスベスト8の成績を残しています。また、2021年の全日本選手権カデットの部14歳以下女子シングルスでは準優勝。女子ダブルスでは、現在同じく日本生命レッドエルフに所属する竹谷美涼選手とペアを組み、決勝で張本美和選手と小塩悠菜選手のペアを破って優勝しました。
中学3年生になると卓球女子ジュニアナショナルチームU-15に選出され、国際大会にも出場するようになり、2024年のWTTユースコンテンダーリンツでは、U-19とU-20の女子シングルスで優勝。2冠を達成しています。
Tリーグには、2022-2023年および2023-2024年シーズンに、日本生命レッドエルフから登録はあったものの、ダブルスで1回のみの出場にとどまりました。
2024-2025年シーズンでは、治療専念のため登録抹消された早田選手に代わり追加登録され、今後の活躍への期待がうかがえます。
【2023-2024年のTリーグの成績】
2023-2024年のTリーグでは日本生命レッドエルフに所属し、ダブルス0勝1敗の成績でした。
【吉本はなの強みと注目ポイント】
高い身体能力とテンポの速いプレースタイルを武器に戦う吉本選手。
吉本選手は身長が148cmと小柄なものの、身体能力の高さを活かしたフットワークで、身長の高い選手との打ち合いになったとしても打ち負けない粘り強さを誇ります。
高い身体能力をもつフットワークが武器の小柄な選手と言えば、東京オリンピックで混合ダブルス金メダルを獲得した伊藤美誠選手が挙げられます。
伊藤選手も吉本選手もラケットのバック面に表ソフトと呼ばれる、表面に凹凸のあるラバーを使用しており、全体的なプレースタイルも似たところがあります。
吉本選手は、過去のインタビューで尊敬している選手の一人に、伊藤選手の名前を挙げており、プレースタイルも参考にしていると思われます。
前述した表ソフトは、球離れが速くテンポの速いプレーを可能とするラバーであり、吉本選手のプレースタイルや身体能力とは好相性。
ぜひ、その小柄な体から繰り出されるアグレッシブでフットワーク軽快なプレーに注目してみてください。
吉本はな(よしもと はな)
日本生命レッドエルフ所属
北海道出身 2007年5月31日生まれ
身長148cm 右シェーク異質攻撃型
(文:山田一希)