【アナタの知らない卓球の世界】卓球が上手くなるために! 押さえておきたいサーブの基本
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卓球は「サーブ」を打たなければ始まりません。
サーブは他の何物にも影響されない試合展開を大きく左右する重要なプレーなのです。
そのため卓球初心者の方は、サーブの種類や打ち方のコツなどで悩まれる方も多くいらっしゃると思います。
だからこそ今回は「サーブ」の基本をご紹介します。
卓球のサーブのルール
それではまず卓球のルールについてご紹介します。
卓球のサーブは重要だからこそ、不正防止のために様々なルールが設けられています。
下記に記載しているルールは基本的なサーブのルールです。
・手のひらでボールを見せなければいけない
・トスは16cm以上垂直に、回転をかけないように上げる
・自分側のコートで1回バウンドさせてから、相手側のコートに入れる
・相手が構えてからサーブを打つ
これらに反するサーブを行った場合、ペナルティを取られてしまいます。
卓球のサーブの基本
サーブでは、「低く短いボール」を打つことが基本だと考えられています。
サーブの基本は「相手に強打を打たれない」ことです。
短く低いサーブを打つことで、レシーバはレシーブで強打を打ち返すことが出来ません。
しかも短く低いボールは、レシーブ対応次第で意図した3球目攻撃に繋げることも出来るメリットがあります。
そのためサーブはまず「低く」・「短く」出せることが最低条件であり、最も大事な基本だと考えられています。
サーブの種類
卓球のサーブは、回転の種類や、打ち方の種類によって分けられます。
ここからはその区分けについて紹介します!
下回転サーブ
ボールに下回転(バックスピン)をかけるサーブです。
特徴はスピードがついていませんが下回転がかかっているため、「低く短い」、相手が強打を打ち返しにくいサーブを打つことができます。
上回転サーブ
対戦相手の方向に向かい、強い回転をかけるサーブです。
この上回転サーブは通称「ロングサーブ」とも形容され、非常にスピードのあるサーブを、相手コート深くに食い込むようなサーブを打ち込むことができます。
横回転サーブ
横回転サーブの特徴は相手側の台で、ボールが大きく横に曲げることができるということです。
横回転サーブはレシーバーの対応を困難し、相手のミスを誘うことができます。
ナックルサーブ
ナックルサーブはボールに回転をかけず相手に打ち込むサーブです。
このサーブの特徴は強力な上回転サーブや下回転サーブに見せかけて、回転がないサーブを打つことで相手のミスを誘うことです。
そのためナックルサーブは、他のサーブと組み合わせる事で威力を発揮するサーブになります。
まとめ
ここまでサーブの基礎をご紹介してきました。
サーブとは、その人の個性によって、戦術によって、使用するベースのサーブが決まってきます。
確かにサーブは種類が豊富であるだけ、戦術の幅はひろがります。
ただそれ以上に、そのサーブを磨くことが非常に重要です。
実際に伊藤美誠選手や、吉村真晴選手など、サーブに特徴を持たれているTリーガーの選手も固定のサーブを磨き上げて戦っています。
アナタが使用したいサーブとは、何なのか?
それは多くの選手の模倣から始まります。
アナタと相性があうサーブをぜひ見つけてみてください!
(文・富永陽介)