【ツギクルTリーガー】無限の可能性を秘めた中学生カットマン 平塚健友


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【ツギクルTリーガー】無限の可能性を秘めた中学生カットマン 平塚健友


ノジマTリーグ2023-24は中盤にさしかかり、徐々に順位に差が出はじめました。男子は琉球アスティーダ木下マイスター東京の二強が頭一つ抜けた状態で、3位以下は混戦となっています。今年からTリーグに参戦した金沢ポート(以下金沢P)は2勝3敗の4位と負けが先行していますが、首位琉球に勝利するなど奮闘中です。

今回は、今後の飛躍が期待される金沢Pの中で、最も可能性を感じさせる中学生プレーヤー、平塚健友(ひらつか・けんゆう)選手を紹介いたします。

平塚選手は2010年9月に福井県で誕生しました。この4月に金沢市の城南中学校に進学したばかりの中学1年生です。2023年8月現在12歳で、もちろん現在のTリーグでは最年少。まだ試合出場はありませんが、松島輝空選手の持つ13歳10ヶ月での最年少出場記録の更新は確実でしょう。

3歳で卓球を始めた平塚選手は、当初右シェークドライブ型を戦型としていましたが、1年半の間、練習試合を含め50試合一度も勝利できなかったことから、父の勧めでカットマンに転向。郷里福井県の名門チームフェニックスで研鑽を積み、小学生時代には5度全国大会に出場しました。そして2022年の全農杯全日本選手権ホープスの部で優勝するのです。カットマンの優勝は2008年の村松雄斗選手以来14年ぶりの快挙で、一気に日本のカットマンのトップに躍り出た平塚選手は、次代の日本卓球界を背負う選手としての期待を受けることとなりました。12歳という年齢での金沢P入団は、日本卓球界が平塚選手にかけた大きな期待の端的な現れでしょう。

平塚選手の一番の特色は、あらゆる球を拾いまくれる、広い守備範囲です。カットマンですから、ただ球を拾うだけではなく、強烈な回転をかけて相手コートに返し、相手のミスを誘うことが「通常」のプレースタイルですが、機を見ての鋭いドライブも大きな武器です。平塚選手はこのドライブを切り札にしようと、練習の8割をドライブに費やしているそうです。

平塚選手の現在の身長は170cmですが、成長期真っ盛りですから、まだまだ伸びそうです。単純に考えて、身長が伸びれば、ボールを拾える範囲は広がります。そして、切り札のドライブは練習を積めば積むほど磨きがかかっていくことでしょう。つまり、平塚選手にはこれから強くなっていくという要素しかないのです。トップレベルの選手のプレーに数多く触れることができ、また厳しい勝負も数多く体験できるであろうTリーグという場は、平塚選手にとっては最良のゆりかごとなるのではないでしょうか。

そんな平塚選手が目標としているのは、同じカットマンとして日本卓球界に数々の大きな足跡を残した松下浩二氏。松下氏はプレーもさることながら、プロ卓球選手契約、ドイツブンデスリーガ参戦など「日本人初」となるチャレンジを数多く行ったことでも知られており、Tリーグの創設にも深く関わっています。

平塚選手が、松下氏の拓いた道を歩んで修練を積み、さらに新しい道を切り拓いて松下氏を乗り越える姿を期待して応援していきましょう。

平塚健友(ひらつか・けんゆう)
2010年9月4日福井県生まれ。金沢市立城南中学に在学のかたわら、遊学館ジュニアでトレーニングを積む。2023-24シーズンから金沢PでTリーグにも参戦。日本のトップ選手としては珍しい、右シェークカット型を戦型とする。


(文・江良与一)

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