【Tリーガーの強みはココ!】「苦手が少ない」を長所に!渋いプレーで観客を引き込む及川瑞基に注目!
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中学生時代から海外に挑戦していた及川瑞基。今回はTリーグのMVP受賞、日本チャンピオンにも輝いた及川選手の強みや注目ポイントについて解説します。
【経歴】
及川選手は、1997年6月26日生まれの26歳で、出身は宮城県黒川郡大和町です。
2人の姉や母親が卓球をやっていた影響で5歳の頃から卓球を始め、張本智和選手の両親が経営する卓球場に通っていました。
中学3年生の時にドイツへ渡って、水谷隼さんや張本智和選手も参加したブンデスリーガ(ドイツの国内リーグ)に挑戦し、腕を磨きました。
2014年の全日本卓球選手権ジュニアの部(高校生以下)男子シングルスで優勝。
2020年の全日本卓球選手権では、中学校から大学まで同じ学校の同級生である三部航平選手とペア組んだ男子ダブルスで見事優勝を果たしました。
そして、翌年の2021年の全日本選手権の男子シングルスでは、決勝で森薗政崇選手を破り優勝しました。
及川選手は国内だけではなく国外の大会でも結果を残しており、2022年の世界卓球選手権成都大会では、男子団体で銅メダルの獲得に貢献しています。
【2022-2023年のTリーグの成績】
及川選手は、2022-2023年のTリーグでは木下マイスター東京に所属し、シングルス10勝9敗、ダブルス2戦2勝とチームのレギュラーシーズン1位通過、プレーオフファイナル準優勝に貢献しました。
【及川瑞基の強みと注目ポイント】
及川選手の強みは苦手が少ないことです。
「苦手が少ない」と聞いて、地味に聞こえるかもしれません。しかし、この苦手が少ないことは、最大の武器になるのです。
取り立てて不得手がなく、頭を使ったプレーが得意な及川選手は、相手選手に合わせて戦術を考えて対処することや相手選手の弱点を的確に突くことができます。
自分の得意なことや弱点を分析されて、得意なことは的確に対処、そして弱点を突かれる、想像しただけでもそんな選手とは対戦したくないと思いませんか?
このように、及川選手は一見目立たない渋いプレーが特徴です。
しかし、その渋いプレーの中には、相手選手に合わせた巧みな戦術や細かいテクニックが織り交ぜられているのです。
及川選手の試合を見るなら、1試合だけではなく、複数の試合を見てみてください。
そうすることで、及川選手の相手選手に合わせたプレーを見ながら、その魅力を感じられるでしょう。
及川瑞基(おいかわ みずき)
木下マイスター東京所属
宮城県出身 1997年6月26日生まれ
身長160cm 右シェークドライブ型
(文:山田一希)