【Tリーガーの強みはココ!】10代最後の年を駆け上がる!トップ選手として活躍し続ける木原美悠の強さとは
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2023年の3月に高校を卒業したばかりで、世界ランキングは25位、日本人の中では5位の木原美悠。
今回は、若いながらも日本のトップ選手として活躍し続けている木原選手の強さや注目ポイントについて解説します。
【経歴】
木原選手は2004年8月3日生まれの19歳で、出身は兵庫県明石市です。
父親が元卓球選手で、8歳年上の姉と7歳年上の兄も卓球をしており、その影響で4歳から卓球を始めました。
小学1年生で出場した、2011年の全日本卓球選手権バンビの部(小学2年生以下)では、見事優勝を果たしました。
2015年2月に開催された、日本の12人のトップ選手が参加する大会、ジャパントップ12に史上最年少の10歳8か月で出場しています。
2019年の全日本卓球選手権では、最年少で決勝進出を果たし、決勝では伊藤美誠選手に敗れたものの準優勝という結果を残しています。
木原選手は国外大会でも活躍しており、2022年の世界卓球選手権成都大会では、女子団体のメンバーとして銀メダルの獲得に貢献しました。
また、ダブルスの評価も高く、長﨑美柚選手とは「Wみゆう」の愛称で親しまれ、ダブルスのペアを組むことが多いです。
「Wみゆう」のペアで出場した2023年の世界卓球選手権南アフリカ大会の女子ダブルスでは、見事銅メダルを獲得しています。
【2022-2023年のTリーグの成績】
木原選手は2022-2023年のTリーグでは、木下アビエル神奈川に所属し、シングルス10勝6敗、ダブルス8勝3敗の好成績を残しています。
また、木下アビエル神奈川は2022-2023年のTリーグで優勝しており、木原選手はチームの優勝に貢献しました。
【木原美悠の強みと注目ポイント】
木原選手の強みは、強烈なカウンターと回転が分かりづらいサーブです。
木原選手は卓球台に近い位置でプレーし、より早いタイミングで打球する「前陣速攻」と呼ばれるプレースタイルをしています。
そのため、相手のスマッシュやドライブなどの強打に対して早いタイミングで打球することができ、相手が反応できないスピードのカウンターを放てます。
この前陣でのカウンターは、スピードの速いボールを早いタイミングで打ち返すため、とても難易度が高いです。
そこからも木原選手の強さが感じ取れますね。
また、木原選手のサーブは打つときのフォームや動きが異なる回転のサーブであっても似ているため、ボールの回転が分かりづらく、ベテラン選手でも返球に苦戦します。
サーブの回転が分からないと相手選手は甘いボールを返球することとなり、木原選手はその甘いボールを強打して得点を決めます。
木原選手の試合を見るときは、サーブとカウンター、そして卓球台との距離に注目してみてください。
そうすることで、木原選手の強打の速さだけでなく、反応の速さに驚きながら、木原選手の強さや魅力をより実感できるでしょう。
木原美悠(きはら みゆう)
木下アビエル神奈川所属
兵庫県出身 2004年8月3日生まれ
身長164cm 右シェーク異質攻撃型
(文:山田一希)