世界ランキング2位の選手に勝利を収めたことで話題となった田中佑汰。

今回は、そんな田中選手の強みや注目ポイントについて解説します。


【経歴】
田中選手は2000年11月18日生まれの22歳で、出身は熊本県熊本市です。

姉は実業団で活躍し、2023年3月に現役を引退した田中千秋さんで、田中選手は姉の影響で卓球を始めました。

2014年の全日本卓球選手権カデットの部（14歳以下）では、男子シングルスで優勝を果たし、翌年2015年の全国中学校卓球大会では、男子シングルス準優勝しています。

田中選手は国外大会でも活躍しており、2017年の世界ジュニア卓球選手権大会では、宇田幸矢選手とペアを組んだ男子ダブルスでは3位、男子団体では準優勝に貢献しました。

全日本卓球選手権でも上位に入ることが多く、2021年の全日本卓球選手権男子シングルスではベスト4に輝いています。

また、2023年の全日本卓球選手権では、姉の田中千秋さんとペアを組んだ男女混合ダブルスで、準優勝を果たしました。

田中選手の快進撃は止まらず、2023年9月に開催されたアジア卓球選手権大会では、男子シングルスの2回戦で、世界ランキング2位の王楚欽（中国）に3-2で見事勝利しました。

このように田中選手は国内外で活躍しており、さらなる活躍が期待される選手です。


【2022-2023年のTリーグの成績】
田中選手は2022-2023年のTリーグには参加していませんでした。


【田中佑汰の強みと注目ポイント】
田中選手の強みは強烈なバックハンドです。

田中選手のバックハンドの威力については自他ともに認めるところで、立ち位置関係なく打てると本人が言うほどレベルが高いです。

特に、ボールのスピードと打つタイミングが速く、立ち位置関係なく打てるため、バックハンドでの強打で相手選手を打ち抜くことも少なくありません。

田中選手の試合を見てみると、バックハンドの威力に目が飛び出るほど驚くと思います。

また、バックハンド以外の技術も高く、田中選手はいろいろな技術をそつなくこなすオールラウンドプレーヤーでもあります。

田中選手の試合を見る際は、世界ランキング2位をも打ち負かした田中選手のバックハンドに注目するとともに、バックハンドを打つときの立ち位置にも注目することで、田中選手の魅力を感じながら、試合を楽しめることでしょう。


田中佑汰（たなか　ゆうた）
金沢ポート所属
熊本県出身　2000年11月18日生まれ
身長175cm　右シェークドライブ型


（文：山田一希）