【Tリーガーの強みはココ!】超異質型!? 出澤杏佳の唯一無二のプレースタイルを刮目せよ!


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【Tリーガーの強みはココ!】超異質型!? 出澤杏佳の唯一無二のプレースタイルを刮目せよ!


プロでもアマでも稀有な両面に異質型のラバーを貼ったラケットを使う出澤杏佳

今回は、そんな唯一無二のプレースタイルでプロとして活躍している出澤選手の強みや注目ポイントについて解説します。


【経歴】

出澤選手は2002年6月28日生まれの21歳で、出身は茨城県水戸市です。

父と兄の影響で小学1年生から卓球を始め、小学4年生で出場した2012年の全日本卓球選手権カブの部(小学4年生以下)では、準優勝を果たしています。

2019年の全日本卓球選手権ジュニアの部女子シングルスで優勝。一般の部女子シングルスでは、平野美宇選手を倒してベスト16に入りました。

さらに、同年に開催された世界ジュニア卓球選手権では、女子団体に出場し、チームの銀メダル獲得に貢献しています。

2023年には、世界中の大学生卓球選手が出場するFISUワールドユニバーシティゲームズにおいて、女子シングルスと女子団体で銀メダル、男女混合ダブルスで銅メダルを獲得しました。

このように、出澤選手は国内にとどまらず、国外でも活躍している選手です。


【2022-2023年のTリーグの成績】

出澤選手は、2022-2023年のTリーグでは九州アスティーダに所属し、シングルス0勝5敗、ダブルス3勝6敗の成績でした。


出澤杏佳の強みと注目ポイント】

出澤選手の強みは、なんといっても唯一無二のプレースタイルにあります。

出澤選手は表面に表ソフト、裏面に粒高と呼ばれるラバーを貼ったラケットを駆使したプレースタイルが特徴です。

「表ソフト」と「粒高」は、卓球経験者がその名前を聞くと、眉間にしわがよるくらい苦手な人が多いラバーの種類です。

しかし、プロ選手の中でも、表ソフトと粒高の片方だけを使う選手はいますが、その両方のラバーを駆使して戦う選手はほとんどいません。

表ソフトも粒高も表面に粒が全面にあるラバーですが、表ソフトは粒が太く相手のボールの勢いや回転量を吸収して打ち返すことができるラバーです。

また、粒高は表面の粒が表ソフトよりも細く、粒の高さが高いラバーで、相手のボールの回転をそのまま返す、つまり、相手からすると自分の打ったボールの回転と逆回転のボールが返ってきたようになる特徴があります。

このように、出澤選手は特殊なラバーを両方使って点を取ります。

さらに、出澤選手はプレー中にラケットの表と裏を反転させてプレーすることも多く、相手選手は自分のプレーがしづらくなります。

出澤選手の試合を見る際は、特殊なラバーを使っていることを意識すると、より試合を楽しめるでしょう。


出澤杏佳(いでさわ きょうか)
九州アスティーダ所属
茨城県出身 2002年6月28日生まれ
身長162cm 右シェーク粒高攻守型


(文:山田一希)

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