2019年5月には、世界ランキングにおいて自身最高の17位にランクインした芝田沙季。

今回は、そんな芝田選手の強みや注目ポイントを解説します。


【経歴】
芝田選手は1997年8月25日生まれの26歳で、出身は千葉県旭市です。

6歳の頃に卓球を始め、高校1年生で出場した2014年の全日本卓球選手権大会では、女子シングルスでベスト16まで勝ち進みました。

2016年に開催されたITTFワールドツアーベラルーシオープンでは、ワールドツアー初優勝を飾りました。

翌年2017年のITTFワールドツアーオーストラリアオープンでは、2012年のロンドンオリンピック女子シングルス銅メダリストの馮天薇（シンガポール）に勝利しています。

さらに翌年の2018年に開催されたITTFワールドツアー中国オープンでは、決勝トーナメント2回戦で、当時世界ランキング2位の朱雨玲（中国）に見事勝利。ベスト4に輝きました。

2021年のアジア卓球選手権大会では、女子シングルスと女子団体に出場し、女子シングルスではベスト8、女子団体では金メダルの獲得に貢献しています。

このように、芝田選手は国内外問わず成績を残しており、今後の活躍も期待される選手です。


【2022-2023年のTリーグの成績】
芝田選手は、2022-2023年のTリーグでは日本ペイントマレッツに所属し、シングルス13勝7敗、ダブルス7勝3敗という好成績を残しました。


【芝田沙季の強みと注目ポイント】
芝田選手の強みは強力なフォアドライブです。

フォアドライブとは、前方向の縦回転をかけながらボールを打つ打球法のことで、卓球では強打としてスマッシュ以上に使用されています。

芝田選手は、強靭な体幹や足腰を活かしたプレーを得意とする選手で、フットワークが軽いだけでなく、勢いと回転量のあるフォアドライブを放ちます。

そのプレーを見れば、芝田選手から男子選手のようなパワフルさを感じられることでしょう。フットワークを活かして、バック側にきたボールも回り込んでフォアでドライブするようなプレーもよく見かけます。

また、芝田選手はバックハンドでのプレーも得意で、チキータやバックドライブといった攻撃的な戦術で得点を獲得します。

芝田選手の試合を見るときは、パワフルなフォアドライブと、フットワークに注目をしてみてください。そうすることで、芝田選手の強みや魅力を感じられるでしょう。


芝田沙季（しばた　さき）
日本ペイントマレッツ所属
千葉県出身　1997年8月25日生まれ
身長155cm　右シェークドライブ型


（文：山田一希）