【Tリーガーの強みはココ!】ベテランの底力を見よ!小西海偉の勝ち続けられる秘訣とは
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日本代表として活躍し、40代になった今でも現役としてプレーし続ける小西海偉。
今回は、そんな小西選手の強みや注目ポイントについて解説します。
【経歴】
小西選手は1981年5月16日生まれの42歳で、出身は中国河北省です。
7歳で卓球を始め、高校は日本の青森山田高校に入学しました。
そして、インターハイの男子シングルスで1~3年のすべてで優勝を果たし、3連覇を達成しています。
2004年には日本国籍を取得し、翌年の2005年に開催された全日本卓球選手権大会に初出場と初優勝を飾りました。
2006年の全日本卓球選手権大会でも優勝し、連覇しています。
小西選手は日本代表として国際大会でも活躍しており、2009年に開催された世界卓球選手権横浜大会ではベスト8の成績を残しています。
2013年のITTFベラルーシオープン男子シングルスでは優勝。
2017年のITTFポーランドオープン男子シングルスでは準優勝と国内外問わず活躍し続けています。
【2022-2023年のTリーグの成績】
小西選手は2022-2023年のTリーグには参加していませんでした。
【小西海偉の強みと注目ポイント】
小西選手の強みは、威力の高いフォアハンドドライブとペンホルダーラケットを活かしたプレーです。
ペンホルダーとは、ペンのような持ち方をするラケットのことで、持ち手部分が台形になっているラケットを見たことがある方も多いと思います。
小西選手は、持ち手部分が台形になっているペンホルダーラケットではなく、持ち手部分が丸く、ラケットの両面にラバーを貼ることができるペンホルダーラケットの「中国式ペンホルダー」を使用しています。
しかし、小西選手は片面にしかラバーを貼っていません。
ラバーを両面に貼ると、バック面を使ったプレーができますが、ラバー1枚分ラケットが重くなります。
そこで、ラバーを片面にのみ貼ることで、ラケットを軽量化し、思いっきり腕を振ることができるため、威力の高いボールを放てます。
もともと、ペンホルダーは片面のみでプレーができるラケットなため、片面だけにラバーを貼ってプレーすることに問題はありません。
このようなラケットでプレーする選手は稀で、小西選手の唯一無二のプレースタイルと言えるでしょう。
小西選手の試合を見る際は、ドライブの威力とともに、使用しているラケットにも注目してみてください。
また、片面のみでプレーするペンホルダーの選手は、昨今の卓球界では減っているため、レアな試合を見ることができるのも小西選手の試合を見る際のポイントです。
小西海偉(こにし かいい)
静岡ジェード所属
中国出身 1981年5月16日生まれ
身長178cm 右ペンドライブ型
(文:山田一希)