【アナタの知らない卓球の世界】Tリーガーも多数輩出!高校卓球部の強豪校を徹底解説!


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【アナタの知らない卓球の世界】Tリーガーも多数輩出!高校卓球部の強豪校を徹底解説!

ついにオリンピックの選考会も残すところあと半年、Tリーグに所属する選手たちもオリンピックへ出場するために熱い戦いを繰り広げています。

我々に興奮を届けてくれる選手の多くは、強豪と言われる高校の中で多くの技術と多彩な戦術、そして一体感のあるチームワークを学び、多くの栄誉を手にしています。

今回は選手を育てるために尽力をし、彼らを成長させた高校の卓球強豪校を紹介します。


男子団体の絶対王者、愛工大名電高校
まず紹介するのは7年連続で優勝を飾った愛知県にある愛工大名電高校です。
愛知県名古屋市にある愛知工業大学名電高校(愛工大名電)は、男女共学のスポーツが盛んな高校として全国的に有名で、卒業生にはイチロー選手もいらっしゃいます。
卓球部は特に強豪校として有名で、インターハイ団体の優勝が21回、個人戦でもダブルスで中村煌和選手、萩原啓至選手ペアが優勝を果たし、シングルスでも萩原啓至選手が準優勝と結果を出しています。

同校の最大の特徴として監督の今枝一郎さんの指導が挙げられます。

彼の指導は独特で、レギュラーの選手を選手自身の投票で選出したり、練習自体の参加も選手に任せたり、選手それぞれの自主性を重んじた指導を行っています。
その指導のお陰で、卒業生の中からは、現在活躍中のT.T彩たまに所属する木造勇人選手や、岡山リベッツ所属の田中佑汰選手、木下マイスター東京所属の篠塚大登選手など多くのTリーガーを輩出しています。


女子の帝王、四天王寺高校
つづいて女子の高校を紹介するとしたら最初に必ず名前が挙がるのが、インターハイ10連覇を達成した四天王寺高校ではないでしょうか。

四天王寺高校は、大阪市に1922年に設立された伝統ある中高一貫の女子高で、同校は文武両道を掲げ、バトミントンで有名な小椋久美子選手などの有名アスリートを輩出しながら、難関と言われる大学医学部への合格者が多いことでも有名です。

特に卓球部は、超強豪高校として卓球界では名が知れ渡っており、直近のインターハイでも団体戦で27回目の優勝を達成し、個人でも青木咲智選手が優勝と結果を出しています。

このチームの強さは、前監督大嶋雅盛さんが生み出した、中、高、そして社会人(プロチーム)と一貫した指導システムにその理由があると考えられています。

これにより長いスパン一貫した指導を行えることで、選手の個々の戦型にあった指導を行うことが可能となりました。
その成果もあり、卒業生からはオリンピック銀メダリストの石川佳純選手や、日本ペイントマレッツ所属の橋本帆乃香選手、大藤 沙月選手など多くのTリーガーが誕生しています。


最後に
もちろん上記で挙げた高校以外にも、男子でいえば現在売り出し中の戸上隼輔選手の母校である野田学園や、水谷隼選手の母校である青森山田高校、女子でいえば決勝で四天王寺高校を最後まで苦しめた明徳義塾高校や、早田ひな選手が育った希望が丘高校など、いくつもの強豪校が挙げられると思います。

ただしどんなに強いとされる学校に所属していても、当然プロの壁は厚く、簡単にTリーガーになることはできません。
特に日本は世界から見ても競争力が高いことから、他国と比べてよりTリーガーになることは難しい環境にあります。

そんな競争を勝ち抜いてきた彼らだからこそ、試合中に織りなす最高の興奮を私たちに届けてくれるのです。

ぜひ皆様も彼らのプレーに加え、バックボーンも知りながら、熱戦を楽しんでみてください。

(文・富永陽介)

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