プエルトリコのエースとして国際大会を中心に活躍しているアドリアーナ ディアス。

今回は、2023-2024シーズンからTリーグに参戦したアドリアーナ ディアス選手の強みや注目ポイントについて解説します。


【経歴】
アドリアーナ ディアス選手は2000年10月31日生まれの23歳で、出身はプエルトリコです。

両親は元卓球代表選手で、父親はプエルトリコの代表監督を務めています。

そして、両親の影響からアドリアーナ ディアス選手は、4歳からラケットを握り始めました。

南北アメリカ大陸の国々が参加するパンアメリカン卓球選手権では、女子シングルスで2017年、2018年、2021年、2022年の4度の優勝を果たしています。

さらに、2021年に開催された世界卓球選手権ヒューストン大会では、女子シングルスでベスト16の成績を残しています。

アドリアーナ ディアス選手の世界ランキングは、アジアとヨーロッパ以外の選手の中で最も高く、最高で2022年7月の9位、2023年11月現在の順位は11位と、世界でもトップレベルの選手です。

世界のトップランカー、そしてプエルトリコのエースとして、国際大会での今後の活躍、並びにTリーグでの活躍に目が離せない選手のひとりですね。


【2022-2023年のTリーグの成績】
アドリアーナ ディアス選手は、2023-2024年のTリーグから参加しており、2022-2023年のTリーグには参加していませんでした。


【アドリアーナ ディアスの強みと注目ポイント】
アドリアーナ ディアス選手の強みは、フォアバックの両面から放たれる強烈なドライブです。

強打の打ち合いになった際に負けないパワーがあるだけでなく、少しでも甘いボールが返ってきた瞬間に、相手選手が反応できないほどのスピードを誇るバックハンドでの強打は特徴的です。

また、アドリアーナ ディアス選手はただパワフルなだけでなく、ツッツキやストップなどの卓球台の上のボールを返球する際の繊細なテクニックやサーブも優れており、相手のミスや甘い返球を誘います。

アドリアーナ ディアス選手の試合を見る際は、パワフルな打球と、パワフルなプレーの中にあるテクニカルなプレーや戦術に注目することがおすすめです。

また、日本人選手とのプレーの違いについて注目しても、面白いと思います。

ぜひ、今年からTリーグに参戦したプエルトリコのエース、アドリアーナ ディアス選手の試合を見てみてください。


アドリアーナ ディアス
京都カグヤライズ所属
プエルトリコ出身　2000年10月31日生まれ
身長163cm　右シェークドライブ型


（文：山田一希）