【アナタの知らない卓球の世界】世界のTOPが認めた卓球用品!日本が誇る卓球用品製造メーカーを徹底紹介
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今まさに卓球は空前のブームを迎え、先日行われた全農カップでは、女子は張本美和選手が決勝で早田ひな選手を破り、男子では戸上隼輔選手が張本智和選手を破り優勝をしました。
彼ら人気選手の活躍によって卓球人気が上昇し、多くの方が卓球を楽しむようになってきています。
この状況を影から支えているのが、選手が最高のパフォーマンスを発揮できるよう作られている卓球用品です。
今回は、優れた卓球用品を製造するメーカーについて紹介します。
世界選手権で最も使用された世界ブランド「バタフライ」
まず最初に紹介する企業は、バタフライでおなじみの株式会社タマスです。
タマスは高品質なラケットやラバー、シューズ、アパレルなど、幅広いアイテムを提供し、プロ選手からアマチュアまで、幅広い層に愛用されています。
特にラケットとラバーは有名で、2019年に行われた世界選手権では、ラケット、ラバーともに5割以上の選手がバタフライの用具を使用していました。
そのため、日本の選手では張本智和選手や吉村真晴選手、海外選手でも樊振東選手やアドリアーナ ディアス選手など、多くの有名選手がバタフライと契約をしています。
ちなみになぜ商標がバタフライなのかというと、「選手を花にたとえるならば、私たちはその花に仕える蝶でありたい」という、選手に奉仕する集団であり続けたいとの願いを込めてバタフライとなっているそうです。
国内唯一、国際卓球連盟公認球の製造メーカー「ニッタク」
続いて紹介するのは、ニッタクの愛称で知られる日本卓球株式会社です。
ニッタクもバタフライ同様に、卓球プレーヤーが使用するラバーやラケットなどの重要な用具を多く提供しています。
特に優れている所として、卓球ボールが挙げられます。
ニッタクは国内唯一の国際卓球連盟公認球を製造するメーカーであり、特にニッタクが販売している「プラ3スタープレミアム」は世界卓球の公式球に認められるほど性能が高く、多くの方が試合、練習で使用しています。
また、ラバーやラケットに関しても優れており、伊藤美誠選手や早田ひな選手など国内で有名選手が多くニッタクと契約しています。
国内では7割強、国内最大手の卓球台メーカー「三英」
続いて紹介するのは、株式会社三英です。
千葉県の流山市に本社を置く三英は、アスレチック遊具を皮切りに公園施設・スポーツ器具の製造・販売を行っています。
特に卓球台は国内シェアが75%以上あり、日本有数の卓球台メーカーとして知られており、その性能は高く評価されています。国内であればTリーグの試合台として、そして国際大会ではオリンピックの公式卓球台として認定されるほど、最高品質の卓球台を製造しています。
特にリオオリンピックの公式台として製造された卓球台は、現役を引退した水谷隼さんが当時のメダル獲得について触れた折、「三英の台じゃなければ、絶対にこのメダルはあり得なかったと思います」と発言するほど高評価を得ています。
最後に
ここまでご紹介してきました3メーカー以外にも、もちろん卓球用品を製造、販売している会社は存在します。
そして先述の会社と同様、世界的にも評価されている用品メーカーも多数あります。
選手の活躍には、メーカーの方々のたゆまぬ努力が不可欠であり、その努力のお陰でプレー通じて最上級の興奮を味わえるのです。
プレーヤー以外の面でも、日本が誇る最高の技術が試合を作り上げていることを知ると、より卓球の魅力に触れることができるでしょう。
(文・富永陽介)