【Tリーガーの強みはココ!】緩急を活かした戦術が魅力的!笹尾明日香の注目ポイントとは?
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大学生のトップを決める、全日本学生選抜卓球選手権大会で優勝し、学生女王になった経験のある笹尾明日香。
今回は、そんな笹尾選手の強みや注目ポイントについて解説します。
【経歴】
笹尾選手は1999年12月15日生まれの23歳で、出身は神奈川県横浜市です。
両親が卓球選手で、兄も卓球選手の笹尾選手は、5歳の頃から卓球を始め、小学6年生で2011年の東アジアホープス卓球大会に代表として出場。2013年の全日本卓球選手権大会カデットの部(中学2年生以下)では3位に入りました。
その後も活躍し続け、2017年の全日本卓球選手権大会ジュニアの部(高校2年生以下)女子シングルスでは、見事優勝を果たしています。
さらに、同年に開催されたITTFワールドツアー・ブルガリアオープンでは、女子シングルスとU21女子シングルスの両方でベスト8の結果を残しています。
笹尾選手は、Tリーグに2019年から参加しました。
2022年には、現在同じ日本生命レッドエルフで一緒にプレーしている森さくら選手とダブルスのペアを組み、WTTフィーダーフリーモント大会とWTTフィーダーウェストチェスター大会の2つの大会で優勝しました。
また、WTTフィーダーフリーモント大会では、女子シングルスでも優勝を果たしています。
このように、笹尾選手は国内外問わず活躍している選手のひとりです。
【2022-2023年のTリーグの成績】
笹尾選手は、2022-2023年のTリーグでは日本生命レッドエルフに所属し、シングルス2勝3敗、7勝6敗の成績を残しています。
【笹尾明日香の強みと注目ポイント】
笹尾選手の強みは、表ソフトラバーを活かした緩急のある戦術と、コースへの打ち分けです。
表ソフトラバーとは、ラバーの表面に粒が並べられているラバーのことで、回転はかかりづらいですが、ボールがラバーから離れるのが早いため、スピードのあるボールを打てることが特徴のラバーです。
笹尾選手は、この表ソフトラバーをラケットのバック面に使用しており、フォアで打つボールとのスピードや回転量の差を活かして、相手選手を翻弄しながら戦います。
さらに、笹尾選手は、ボールの回転量やスピードの緩急だけでなく、ボールを打つコースの打ち分けもします。
卓球では、卓球台の対角線上にボールを打つことが多いですが、相手選手のタイミングをずらすために用いられるのが、卓球台の縦線上や真ん中あたりに打ち分ける戦術です。
笹尾選手は、コースの打ち分けがトップレベルで、相手選手のミスを誘ったり、そのまま打ち抜いたりして得点を稼ぎます。
笹尾選手の試合を見る際は、コースの打ち分けと、ボールの緩急に注目してみるのがおすすめです。
笹尾明日香(ささお あすか)
日本生命レッドエルフ所属
神奈川県出身 1999年 12月15日生まれ
身長163cm 右シェーク異質攻撃型
(文:山田一希)