【Tリーガーの強みはココ!】元U21世界ランキング1位の実力はいかに! 塩見真希の強さのポイントに迫る
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伊藤美誠選手や早田ひな選手、平野美宇選手など、国内外で活躍する選手が多く黄金世代とも呼ばれる2000年生まれの1人、塩見真希。
今回は、塩見選手の強みや試合の見どころを紹介します。
【経歴】
塩見選手は、2000年5月12日に愛媛県で誕生。インターハイ女子団体とダブルスで優勝経験もあり、日本卓球リーグに所属する愛媛銀行で活躍した塩見紗希選手を姉にもち、姉妹揃って活躍を見せています。
幼少の頃から卓球を始め、小学6年生で出場した2012年の全日本選手権ホープスの部(小学6年生以下)では、同学年で東京オリンピック金メダリストの伊藤美誠選手を準決勝で、パリオリンピックで銀メダルを獲得した早田ひな選手を決勝で、それぞれ破って優勝しました。
中学3年生で出場した全国中学卓球大会の女子シングルスで優勝。高校1年生時には、現在同じく九州アスティーダに所属する梅村優香選手とペアを組んだ女子ダブルスで、姉の塩見紗希選手と現日本ペイントマレッツ所属の橋本帆乃香選手のペアに、惜しくも敗れてしまいましたが、準優勝を果たしています。
梅村選手とのダブルスは現在でも続いており、2018年の全日本選手権女子ダブルスでは準優勝。2020年の全日本選手権女子ダブルスでも3位の結果を残しています。
また、塩見選手はアンダー21の世界ランキングで1位を獲得した経験もある選手です。
【2023-2024年のTリーグの成績】
塩見選手は、2023-2024年のTリーグには参戦していませんでした。
【塩見真希の強みと注目ポイント】
塩見選手は、ラケットのフォア面に表ソフトラバーと呼ばれる、表面に小さな凹凸のあるラバーを使用しています。また、ラケットのバック面には、粘着ラバーと呼ばれる表面に粘着性のあるラバーを使用しています(粘着ラバーにボールをくっつけると、下に向けてもボールが落ちないくらいの粘着性があります)。
表ソフトラバーの特徴は、球離れが早く、威力のあるボールが打てることと、相手の打球の回転による影響を受けづらいことです。
また、粘着ラバーは扱いが難しいものの、ボールを粘着性のあるラバーがキャッチするため回転量の多い打球を可能にするといった特徴があります。
こうした特殊なラケットを駆使して戦う塩見選手は、フォア面では威力の高い打球、バック面では回転量の多い打球を放ち、相手選手を打ち抜きます。
ぜひ、塩見選手の試合を見る際には、特殊で扱いの難しいラケットを使用していることを意識しながら観戦してみてください。
塩見真希(しおみ まき)
九州アスティーダ所属
愛媛県出身 2000年5月12日生まれ
身長153cm 右シェーク異質攻撃型
(文:山田一希)