卓球歴13年のスポニティライターが、週末のTリーグの試合結果を予想します。ぜひ予想スタジアムの参考になさってください。


【11月2日（土）】14:00〜

静岡ジェード　2-3　木下マイスター東京

今シーズン3度目となる静岡ジェードと木下マイスター東京のカード。静岡ジェードは、2試合とも負けてはいるものの、1試合目が1-3、2試合目が2-3とあと一歩のところまで迫っています。

木下マイスター東京には、今シーズンシングルス負けなしのリン ユンジュ選手がいますが、11月3日～10日に開催される2024 WTTチャンピオンズ フランクフルトへの出場が決まっているため、今週のTリーグには出場しないでしょう。

静岡ジェードとしては、木下マイスター東京が少しでも戦力ダウンしている間に勝ち星を挙げたいところです。

組み合わせによっては静岡ジェードの勝ちも考えられますが、これまでの結果から見るとやはり木下マイスター東京に分があるとみます。


【11月2日（土）】14:00〜

九州アスティーダ　1-3　木下アビエル神奈川

九州アスティーダは今シーズン8戦2勝と、なかなか勝ち切れていない状況です。一方で、木下アビエル神奈川は、今シーズンの合計マッチ数が5とひとつ少ないながら、現在2位で負けなしの好調をキープしています。

しかし、木下アビエル神奈川の主力である平野美宇選手と張本美和選手は、2024 WTTチャンピオンズ フランクフルトに出場する関係で、今週のTリーグは不出場が考えられます。

つまり本試合は、九州アスティーダが木下アビエル神奈川の木原美悠選手と長﨑美柚選手を攻略できるかどうかがポイントとなります。

ただ、平野選手と張本選手が不在といえど、木原選手も長崎選手も数々の大会で結果を残してきた選手。九州アスティーダは、そう簡単には劣勢を跳ね返せないでしょう。所属選手の実績を見れば、木下アビエル神奈川が優勢だと思われます。


【11月2日（土）】14:00〜

京都カグヤライズ　2-3　日本生命レッドエルフ

京都カグヤライズは、今シーズンいまだ勝ちなし。7試合中5試合は0-4で負けています。

しかし日本生命レッドエルフには、下部組織であるジュニアアシスト卓球アカデミーの選手も所属しており、先週のトップおとめピンポンズ名古屋戦では、ジュニアアシスト卓球アカデミーの選手が3人も出場していました。

決して、ジュニアアシスト卓球アカデミーの選手たちの実力がないというわけではありませんが、経験値を比べると、やはり京都カグヤライズの選手のほうが優勢になってくるものと思われます。

そのため、出場メンバーによっては京都カグヤライズの勝利もあり得るでしょう。


【11月3日（日）】12:00〜

九州アスティーダ　0-4　日本ペイントマレッツ

九州アスティーダと日本ペイントマレッツの対戦。同組み合わせは今シーズン4試合目となります。

日本ペイントマレッツは現在首位独走状態で、九州アスティーダには3戦3勝。そのうち、2試合は4-0で勝っています。そのため今回の対戦でも、九州アスティーダは苦戦を強いられるでしょう。

日本ペイントマレッツが勝利すると予想します。


【11月3日（日）】13:00〜

岡山リベッツ　3-2　琉球アスティーダ

岡山リベッツは、先週の試合で現在2位の木下マイスター東京に勝利し、今シーズンの合計マッチ数が7と1試合少ないにもかかわらず、現在1位に輝いています。

現在絶好調の岡山リベッツと琉球アスティーダは、これまで2回の対戦があり、どちらも1勝ずつをあげてここで3度目の対戦を迎えます。

琉球アスティーダのエースといえば張本智和選手ですが、今週は2024 WTTチャンピオンズ フランクフルトの関係でTリーグには出場しないでしょう。

選手の出場状況を考えると、接戦の末、岡山リベッツが勝つのではないでしょうか。


【11月3日（日）】13:00〜

静岡ジェード　1-3　T.T彩たま

現在最下位争い中の静岡ジェードとT.T彩たまの対戦。どちらも負けられない戦いとなっています。静岡ジェードとT.T彩たまの対戦は今シーズン2試合目で、前回の対戦では4-0でT.T彩たまが勝利しています。

前回の屈辱を晴らすためにも、順位を上げるためにも、静岡ジェードにとっては負けられない一戦です。

チーム全体の実力を見ると、T.T彩たまのほうが少し上との印象はあるものの、決して圧倒的有利な状況には映りません。

それでも、これまでの試合の傾向からすると、T.T彩たまに軍配が上がるのではないでしょうか。


【11月3日（日）】18:00〜

京都カグヤライズ　0-4　トップおとめピンポンズ名古屋

なんとしても今シーズン1勝目が欲しい京都カグヤライズと、トップおとめピンポンズ名古屋の対戦。

トップおとめピンポンズ名古屋は、3位日本生命レッドエルフを追い抜くために勝ちたい場面でしょう。現在、日本生命レッドエルフに2ポイント分負けていますが、マッチ数が2も少ないため、じゅうぶんに追いつける範囲内です。しかし、ここを落としてしまうようだと、相手との差を広げられてしまうため、負けられない場面。

順当にいけば、トップおとめピンポンズ名古屋が勝つでしょう。


【11月4日（月）】14:40〜

岡山リベッツ　3-2　金沢ポート

現在1位の岡山リベッツと4位の金沢ポートの対戦。3位までがそのシーズンの優勝を決めるプレーオフファイナルに出場できるため、金沢ポートは勝ち点を稼いでおきたい状況です。

前回の対戦では3-1で岡山リベッツが勝っていますが、選手の実績で見ると差は大きくないと言えるでしょう。

本試合のポイントは、韓国代表でもあるチャン ウジン選手の出場有無。チャン選手は、世界ランキング14位の実力者で、金沢ポートのエースと言っても過言ではありません。

ただ、岡山リベッツの調子が良いことも事実。どちらが勝ってもおかしくありませんが、接戦の末に、岡山リベッツが勝利すると予想します。


(文・山田一希)


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