【Tリーガーの強みはココ!】韓国エース候補の洗練されたプレー チュ チョンヒ
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中国から韓国に帰化した選手であるチュ チョンヒ(朱芊曦)。今回は、国際大会でも活躍中のチュ選手の強みや注目ポイントを解説します。
【経歴】
チュ選手は、2002年1月20日、中国山東省潍坊市で誕生しました。
2018年、韓国プロ卓球リーグに参戦するサムスン生命に入団すると、その後、帰化申請をし、2020年1月に韓国国籍を取得。世界選手権に出場するためには、規定により帰化してから5年間経過している必要があるため、今後2025年のドーハ大会から同大会に出場できる予定となっています。
卓球の国際大会であるWTTには、2022年から韓国代表として出場しており、2022WTTスターコンテンダードーハでは、ベスト8入賞を果たしました。
また、2023WTTスターコンテンダーバンコクでは、準優勝しています。
チュ選手の名がより広まったのは、2023年3月に開催された2023WTTシンガポールスマッシュです。
この大会でチュ選手は、当時世界ランキング9位の杜凱琹選手を2回戦で、当時世界ランキング8位の石川佳純選手を3回戦で破り、ベスト8の結果を残しました。
2024年12月現在では、世界ランキング24位を記録しており、韓国代表として世界選手権には出られないものの、規制期間終了後は韓国のエースとして活躍することが期待されています。
Tリーグには、2022年から木下アビエル神奈川より参戦。今シーズンは、2024年12月2日付で同チームから選手登録をされています。
【2023-2024年のTリーグの成績】
チュ選手は、2023-2024年のTリーグでは木下アビエル神奈川に所属し、2勝0敗の成績を残しています。
【チュ チョンヒの強みと注目ポイント】
チュ選手の強みは、サーブ、ドライブ、ツッツキなど、すべてにおいて技術レベルが高いことにあります。チュ選手の試合を見ると、シンプルなプレーでありながらミスが少なく、それぞれの技術が洗練されているのが分かります。
何かひとつ「チュ選手の強みはこれだ!」と挙げたいのですが、プレーがシンプルかつキレイで、何か突出した技術があるかと言われると、すべてのレベルが高くなんとも言えません。
選手のパラメーターを五角形のグラフで表すなら、チュ選手はきれいな五角形をしているといったところでしょうか。
チュ選手の試合を見る際には、シンプルかつ洗練されたその一挙手一投足に、ぜひ注目してみてください。
チュ チョンヒ
木下アビエル神奈川所属
中国出身 2002年1月20日生まれ
身長164cm 右シェークドライブ型
(文:山田一希)