【アナタの知らない卓球の世界】女子卓球の名門!  日本生命レッドエルフというチームを考察する


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【アナタの知らない卓球の世界】女子卓球の名門!  日本生命レッドエルフというチームを考察する

卓球という競技において、日本生命レッドエルフの名を知らない者はいないでしょう。

Tリーグの舞台で常に上位を争い、数々のタイトルを手にしてきた常勝軍団は、まさに女子卓球界のトップランナー。
そして、その強さの裏には、長年にわたる歴史と、独自の育成・運営システムが存在します。

今回は、日本生命レッドエルフの強さの秘密を紐解いていきたいと思います。


チームの歴史
日本生命レッドエルフの歴史は古く、前身の卓球部は、1954年に創部され70年以上の伝統をほこります。
日本の卓球界が黎明期から発展していく中で、常にその中心に位置し、数々の名選手を輩出してきた、まさに、日本の女子卓球の歴史そのものと言っても過言ではないチームです。

それはTリーグが開幕して以降も健在で、2018年の開幕から参加し、初代王者に輝くと、2018-19シーズンから2023-24シーズンまでの6年間で、優勝4回、準優勝1回という素晴らしい成績を収めています。

また多くの有名選手も在籍しており、過去には平野美宇選手、前田美優選手、長﨑美柚選手、現チームにも早田ひな選手、森さくら選手、赤江夏星選手といった日本を代表する選手たちが所属しています。


強さの秘訣
その強さの根底には、選手育成とチーム運営の両面における独自の取り組みがあります。
特に、注目すべき点は監督・コーチ陣の指導方法です。

日本生命レッドエルフでは、個性を尊重した指導が基本であり、選手の自主性を重んじ、それぞれの特徴に合わせた練習メニューを提供。選手自身が考え、判断する力を養うために、練習前に作戦を考える時間を与えています。

指導者は、選手と同じ目線でコミュニケーションを取り、選手の性格や個性を理解したうえで、同年代のカテゴリーにとらわれず、世界の最新技術や試合映像を見せながら、常に少し上を目指した指導をしています。

チームの一体感を重視し、チーム成績を反映した査定制度の導入もおこなわれ、選手個人のモチベーションだけでなく、チーム全体の結束力を高めるような仕組みとなっていることもポイントでしょう。

それを、村上恭和総監督をはじめ、多くのコーチたちが体現し、選手を鼓舞しています。また、選手が自身の卓球人生を懸けてTリーグに臨んでいることを理解し、選手がやりたいようにプレーできることをサポートすることに努めています。

そのため、選手たちは「楽しくて料理も美味しい」充実した寮生活を送りながら、個人の目標を高く設定し、その目標達成のために、どんなことでもやるという高いモチベーションを保てているのでしょう。


まとめ
いかがでしたでしょうか。長年の歴史と伝統に裏打ちされた確かな実力と、独自の育成・運営システムによって、チームとしての地位をより強固なものにしてきた名門・日本生命レッドエルフ
チームが、トップランナーとして走り続けることができている理由について迫ってまいりましたが、選手、そして監督・コーチ陣がお互いにリスペクトし合い、個性を伸ばし、また選手たちが自主性を持ち、楽しみながら成長できる環境が存在しているという点が、その大きな礎となっているのかもしれません。

今後も、日本生命レッドエルフが日本の女子卓球界をどのように牽引していくのか、その活躍から目が離せません。


(文・富永陽介)

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