【Tリーガーの強みはココ!】全日本ジュニアを二連覇した経験のあるサウスポー!木造勇人の強さに迫る!
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世界ランキングは最高で65位まで上がり、国内外での活躍を見せる木造勇人。
今回は、そんな木造選手の強みや注目ポイントについて解説します。
【経歴】
木造選手は、1999年10月22日生まれの23歳で、出身は愛知県一宮市です。
小学1年生の時に姉の影響で卓球を始めると、小学4年生で参加した2009年の全日本卓球選手権大会カブの部(小学4年生以下)で優勝しました。
その後も、2011年の全日本卓球選手権大会ホープスの部(小学6年生以下)では準優勝、同大会カデットの部(13歳以下)では優勝と、輝かしい成績を残しています。
2016年には、全日本卓球選手大会ジュニアの部(高校2年生以下)では男子シングルスで優勝し、翌年の2017年にも同大会で優勝を果たし、二連覇を達成しました。
2017年6月のITTFワールドツアー中国オープンでは、張本智和選手とペアを組んだダブルスにおいて、準決勝で同年の世界卓球選手権ドイツ大会の男子ダブルスで金メダルを獲得した中国の樊振東選手と許昕選手のペアに勝利。
決勝では日本の上田仁選手と吉村真晴選手に負けてしまったものの、準優勝という結果を残しました。
このように、木造選手は国内外で結果を残しており、今後も活躍が期待されている選手です。
【2022-2023年のTリーグの成績】
木造選手は、2022-2023年のTリーグでは琉球アスティーダに所属し、シングルス1勝3敗、ダブルス7勝6敗の成績を残し、チームの優勝に貢献しました。
【木造勇人の強みと注目ポイント】
木造選手の強みは、スピード感のある攻撃とカウンターです。
木造選手は卓球台に近い位置でプレーするスタイルのため、ボールを打つタイミングが早く、スピード感のある攻撃が特徴です。
さらに、木造選手は左利きであるため、単純にボールを打つタイミングが早いだけでなく、左利き独特の軌道でボールを放てることも強さの要因の1つと言えます。
また、卓球台の上での返球技術も優れており、特に相手のサーブを卓球台の上でボールが止まるように返球する「ストップ」や、強打をしながらボールが曲がるように回転をかけて返球する「チキータ」は安定感が抜群です。
それらの、技術が優れていることも、スピード感のある攻撃に繋がっています。
卓球台に近い位置でプレーしていることと、反応の速さにより、木造選手は早いタイミングでのカウンターを放ちます。
また、相手にわざと打たせてからのカウンターを狙うなどのテクニカルなプレーもよく見られます。
木造選手の試合を見る際は、相手の強打を早いタイミングで返球する「カウンター」に注目してみてください。
木造勇人(きづくり ゆうと)
T.T彩たま所属
愛知県出身 1999年10月22日生まれ
身長167cm 左シェークドライブ型
(文:山田一希)