【Tリーガーの強みはココ!】台湾の若きエース!数々の強豪を倒してきたリンユンジュの凄さとは?
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世界ランキングで最高で5位にランクイン経験をもつリンユンジュ選手。今回は、そんなリンユンジュ選手の強みや注目ポイントについて解説します。
【経歴】
リンユンジュ選手は2001年8月17日生まれの22歳で、出身は台湾の宜蘭県員山郷です。
9歳の頃に卓球に出会い、2012年の東アジアホープス卓球大会では、男子シングルスで優勝を果たしています。そして、14歳で台湾代表に選ばれました。
Tリーグには2018年から岡山リベッツに所属して参戦。当時17歳という若さで海を渡って日本でプレーし始めました。
2019年に開催されたT2ダイヤモンドマレーシア大会では、リオデジャネイロ五輪(2016年)&東京五輪(2021年)で男子団体と男子シングルスで2大会連続の金メダルを獲得した馬龍選手(中国)や、東京五輪(2021年)男子シングルスで銀メダル、男子団体で金メダル獲得の樊振東選手(中国)を破って見事優勝を果たしています。
そして、東京五輪(2021年)では、チェンイーチン選手とペアを組んだ男女混合ダブルスで銅メダルを獲得しました。
2023年12月現在では世界ランキング6位と、リンユンジュ選手はトップレベルに位置する選手の一人です。
【2022-2023年のTリーグの成績】
リンユンジュ選手は2022-2023年のTリーグでは木下マイスター東京に所属、シングルス7勝0敗、ダブルス1勝2敗とチームのTリーグ準優勝に貢献しました。
【リンユンジュの強みと注目ポイント】
リンユンジュ選手の強みは、スピード感のあるプレーと巧みなボールコントロール、そしてサーブです。
リンユンジュ選手の試合を見てみると、チキータやフリックといった卓球台の上での攻撃がよく見られます。このように、早い段階で攻撃するスピード感のあるプレーはリンユンジュ選手の持ち味です。
また、リンユンジュ選手はボールコントロールに優れています。相手の強打に対して的確に合わせて返球したり、相手のボールの威力を使ってカウンターをしかけたり、相手の打ちづらいコースに返球したりと、巧みなコントロール技術を発揮し相手を凌駕していきます。
サーブもリンユンジュ選手の強みの1つです。リンユンジュ選手のサーブは、長さが丁度良く、1バウンド後に卓球台から出るか出ないかの打ちづらい長さのサーブや、短いサーブと同じモーションから繰り出される長いサーブが特徴です。
リンユンジュ選手の試合を見る際には、そのサーブと鮮やかでスマートなプレーに注目するとより楽しめるでしょう。
また、世界ランキングで上位に入る選手の試合を国内で見られること自体、とてもレアな機会ですので、ぜひTリーグでリンユンジュ選手の試合を体感してみてください。
リンユンジュ
木下マイスター東京所属
チャイニーズタイペイ出身 2001年8月17日生まれ
身長174cm 左シェークドライブ型
(文:山田一希)