2年連続全日本1位を達成した戸上隼輔。今回は戸上選手の強みや注目ポイントについて解説します。




【経歴】
戸上選手は2001年8月24日生まれの22歳で、出身は三重県津市です。
家族全員が卓球経験者という卓球一家に生まれ、戸上選手は3歳の頃に卓球を始めました。
2009年の全日本卓球選手権大会バンビの部（小学2年生以下）では、準優勝を果たしています。
さらに、2013年全日本卓球選手権大会ホープスの部（小学6年生以下）、2015年全日本卓球選手権大会カデットの部14歳以下男子シングルスの双方で準優勝を果たすなど、輝かしい成績を残しています。

Tリーグには、2018年に当時高校2年生という若さでデビュー（T.T彩たま所属）、リーグを開幕当初から盛り上げている選手の1人です。
2021年には、世界卓球選手権ヒューストン大会で初出場ながら男子ダブルスで銅メダルを獲得しました。

戸上選手の快進撃は止まらず、2022年と2023年の全日本卓球選手権大会男子シングルスでは、2年連続の優勝を果たしています。
このように、戸上選手は日本チャンピオンとして活躍している選手です。


【2022-2023年のTリーグの成績】
戸上選手は、2022-2023年のTリーグには参戦していませんでした。


【戸上隼輔の強みと注目ポイント】
強みはなんと言っても、威力十分の高速強打にある戸上選手。
戸上選手の放つ強打を見てみると、その速さに驚くと思います。それくらいハイスピードで強力な打球なのです。
また、同選手のプレーを見る際、バックハンドでの強打の音にも注目してみてください。とても音が大きく、打球の音からもその攻撃力の高さがうかがえます。

さらに、戸上選手はチキータやストップなどの台上技術やサーブも一級品です。相手のミスを誘いながら強力な打球を放ちます。

また、相手選手を分析しながらのクレバーなプレーも得意で、対戦相手の嫌なことや癖を読んだ上で、戦略を組み立てながら試合を進めます。

戸上選手の試合では、まずはその速い打球と音に注目してみてください。そして、台上技術や戦略などにも目を向けると、より戸上選手の魅力を感じられるでしょう。


戸上隼輔（とがみ　しゅんすけ）
木下マイスター東京所属
三重県出身　2001年8月24日生まれ
身長170cm　右シェークドライブ型


（文：山田一希）