【アナタの知らない卓球の世界】これもNG? 卓球をプレーする上で知っておきたい反則行為16選をご紹介
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先日行われた全日本選手権で、遂にオリンピック選考が終了し、男子は張本智和選手、戸上隼輔選手が、女子は早田ひな選手、平野美宇選手が日の丸を背負いシングルスで世界に挑むことが決定。
ますます盛り上がりを見せる卓球ですが、今日は前週に引き続きルール絡みで「反則」についてお話ししていきたいと思います。
読者の皆さまの中にも、なにがセーフでなにが反則かまだよくわからないという方もいらっしゃると思います。さっそく、「ラリー」「サーブ」「用具」の各項目に分けて、主な反則プレーについて見ていきましょう。
ラリー時の反則
卓球にはプレー中やサーブ時には様々なルールが存在し、これらを守らないと反則となります。
まずは卓球の花形、特にラリー中における反則についてです。
・ラケットを投げる
ラケットを投げてボールを打つ行為は、反則です。ただし、ボールを打った後にラケットが手から離れても、反則とはなりません。
・手首より先以外で打つ
ボールがラケットではなく、手首より先を除く腕に当たった場合は、反則です。卓球のルール上、手首より先はラケットと見なされます。
・二度打ち
ラケットにボールが2回触れる二度打ちは、反則となります。
・卓球台に手をつく
ラケットを持っていないほうの手を、卓球台につけるのは反則です。
・ネットに触れる
ネット(支柱含む)に体やラケットが触れると、反則となります。
・卓球台を動かす
卓球台を動かす行為は、反則となります。
・ラリー中に大声を出す
卓球のラリー中に、大きな声を出すのは反則です。
上記が主なラリー中の反則です。
特に初心者の方には、ボールが高く浮いた場合、どうしても【卓球台に手をつく行為】をしてしまうケースが見られます。
公式戦になると、それが反則として、ポイント無効になる場合もあるため、注意してプレーしましょう。
卓球サーブの反則
つづいてサーブの反則を紹介します。
・相手が構える前にサーブを出す
まだ相手が構えていない段階で行うサーブは、反則行為となります。
・台上からサーブを出す
卓球台の上からサーブを出した場合、反則です。
・ボールを握ったままサーブのトスを行う
サーブのトスは、ボールを握ったままで行うことはできません。
・トスの高さが16cm未満
サーブ時、トスの高さが極端に低い(16cm未満)場合、反則を取られてしまいます。
・トスが垂直でない
サーブのトスはほぼ垂直に上げないと、反則になります。
・トスの上がり際を打つ
トスを上げて落ちてくる前、上がり際で放たれたサーブは、反則行為です。
・ボールがラケットに当たる瞬間を隠す
サーブのボールがラケットに当たる瞬間を、隠すのは反則です。
以上がサーブの反則です。
このように、サーブで試合が決まらないように、特にサーブに関しては多くのルールが存在します。
反則が適用されてしまうことも多いビキナーは、まずはこのサーブのルールをしっかりと確認しておく必要があります。
卓球道具の反則
最後に卓球用品に関する反則を紹介します。
・両面に同じ色のラバーを貼る
ラケットの両面に同じ色のラバーを貼るのは、反則です。
・ラバーの剥がれや傷
ラバーが剥がれたり、傷があるラケットは、反則となります。
以上が卓球用品で気にするべき、主な反則になります。
ただ近年は用具の進化で、接着剤や、補助剤に関わるものなど、多岐に渡る反則行為が存在します。
知らず知らず、気付かないまま……、といったことがないよう、ぜひ皆さまも公式戦に出る前には、一度確認してから使用してください。
まとめ
今日ご紹介した反則行為の数々を押さえておけば、卓球を楽しみながら、スムーズにプレーすることができます。
反則にならないよう、ルールをしっかり守って、プレーしていきましょう。
(文・富永陽介)