【アナタの知らない卓球の世界】卓球ビギナーにおススメ! ラバーのメンテナンス方法を解説
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卓球のラケット、特にラバーは卓球用具の重要な部品でありながら、消耗品でもあるため、長持ちさせるためには、適切な手入れと保管が欠かせません。
メンテナンスせずに使い続けてしまうと、ラケットのラバーを早い段階で駄目にしてしまい、ラバーの効果が低下し、プレーの品質が損なわれるといった場合もあります。
今回は、卓球のラバーのメンテナンス方法についてご紹介していきたいと思います。
専用の道具を使って、メンテナンスをすることでラバーも長持ちしますし、見た目も綺麗になります。とても簡単ですので、この機会に是非メンテナンス方法を覚えていきましょう。
ラバーの掃除
ラバーに付着したホコリや汚れは、そのラバーの性能低下の原因となってしまいます。そのため練習や試合後には専用のクリーナーでラバーの掃除を行うことが必要です。
また裏ソフトラバーやアンチラバーの場合には、泡タイプのファインクリーナーを使用するのがおススメです。
ラバーの保護
ラバーの表面を保護してあげることで、ラバーを摩耗や汚れから守ることが出来ます。そのため掃除後には、粘着ラバープロテクトなどの保護フィルムを貼ることを推奨します。
保護フィルムの貼り方は下記の流れで行いましょう。
①ラバー表面が乾いてから剥離シートをゆっくりはがす。
②ラバーの端部分から空気が残らないようにゆっくりと貼る。
③粘着保護シートと余分な部分をラケットに沿って切ったら完成!
またラケットも保護するためにテープを利用し、擦り傷からラケットを守りましょう。
ラケットの保管
卓球ラケットは直射日光や高温多湿から守ることが重要です。
そのため、使用後はラケットケースに入れて保管し、ラバーとラケットの劣化を防ぐ必要があります。さらに、湿気対策として乾燥剤(シリカゲル)をラケットケースに入れておくことも効果的です。
以上が、ラバーの手入れ方法と保管方法の基本です。
定期的な手入れと適切な保管を行うことで、ラバーの性能を維持し、長期間にわたって快適なプレーを楽しむことができます。
ラバーの替え時
ラバーも消耗品です。そのため必ずラバーを交換するタイミングが訪れます。
ちなみに、張本智和選手や戸上隼輔選手などのトップ選手で1週間程度といわれ、一般的にはだいたい80時間使用が替え時とされています。
ただ、これはあくまで目安であり、プレーヤーの個性やプレースタイルによってラバーの交換時期は異なります(スピンやコントロールを重視するプレーヤーは、劣化したラバーの影響をより早く感じて交換しますが、速攻・スピード重視のプレーヤーは比較的交換が遅い印象があります)。
皆さんも、プレースタイルや使用感でラバーの交換タイミングを見計らっていってください。
また、使用時間とは別に、ラバーが剥がれてきた、摩耗が進んできたなど、物理的に支障が出始めた場合には、すぐに交換が必要です。特に、ラバーの端が欠けたり、表面に白い線が現れたりすると、スピンや速度のコントロールが非常に難しくなります。
まとめ
今回はラバーのメンテナンス、そして替え時などについてご紹介しました。
愛情と注意を込めてラバーをメンテナンスすることで、ラバーの寿命を延ばし、常に最高のパフォーマンスを発揮することができます。また、これはどんな競技でも共通だと思いますが、用具を丁寧に扱うということはプレーヤーにとって大切なこと。そういう意味で、ラバーのメンテナンスは、卓球プレーヤーにとって重要な責務の一つだと筆者は考えています。
ぜひ皆さんも、今お使いのラバーを正しく管理して、快適な卓球ライフを送っていってください。
(文・富永陽介)