【Tリーガーの強みはココ!】全日本優勝経験者の実力はいかに!? 宇田幸矢の強さの秘訣に迫る
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【経歴】
宇田選手は、2001年8月6日に東京都調布市で誕生しました。父は卓球場を経営しており、姉も実業団で活躍する卓球選手と、卓球一家に生まれ、4歳の頃からラケットを握り始めます。
小学2年生で全日本選手権バンビの部(小学2年生以下)、小学4年生で同大会カブの部(小学4年生以下)、小学6年生でカデットの部(13歳以下)でそれぞれ優勝を果たしています。
中学校に進学しても結果を残し続け、中学2年生で出場した全日本選手権カデットの部(14歳以下)では、パリオリンピックの代表にも選ばれた戸上隼輔選手を下し優勝しました。
全日本選手権カデットの部13歳以下、14歳以下の双方での優勝は、宇田選手で史上5人目(当時)の快挙でした。
その頃からは国際大会にも出場し始め、2016年のITTFジュニアサーキットではチェコ大会とポルトガル大会で優勝しています。
宇田選手の快進撃は止まらず、2020年の全日本選手権では男子シングルスで優勝を果たしました。
Tリーグには2019年に木下マイスター東京から参戦し、琉球アスティーダ在籍を経て、昨シーズンからT.T彩たまに所属しています。
【2023-2024年のTリーグの成績】
2023-2024年のTリーグ(T.T彩たま所属)では、シングルス2勝9敗の成績でした。
【宇田幸矢の強みと注目ポイント】
威力の高い攻撃と多彩なサーブ、左右のコースへの打ち分けが持ち味の宇田選手。
彼のドライブやスマッシュは、日本でも屈指の威力を誇ります。また、宇田選手の代名詞と言っても過言ではないカウンター(※)も相手に脅威を与えます。
※カウンター…相手選手の攻撃に対して強打したり、相手ボールの威力を活かした速い打球で打ち返す技術。ほか、カウンターが有名な選手に、リオオリンピックで銀メダルを獲得した丹羽孝希選手など。
また、攻撃に繋がるような、多彩なサーブを操ることも特徴のひとつです。コースや回転、長さなどを変化させ、あまい返球を誘います。
さらに、宇田選手の試合で注目してもらいたいポイントが、左右のコースへの打ち分けです。
巧みな左右のコースへの打ち分けで、時に相手選手の動きが止まってしまうほど翻弄することもあります。
ぜひ、彼のこの打ち分けの技術にも意識して、観戦してみてください。
宇田幸矢(うだ ゆきや)
T.T彩たま所属
東京都出身 2001年8月6日生まれ
身長171cm 左シェークドライブ型
(文:山田一希)