【Tリーガーの強みはココ!】韓国のエースがTリーグに参戦 チャン ウジン
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韓国のエースであり、Tリーグにはコロナの影響で出場できなかった2020-2021年シーズン以来4年ぶりに参戦したチャン ウジン。
今回は、チャン選手の強みや注目ポイントを解説します。
【経歴】
チャン ウジン選手(漢字表記は「張禹珍」)は、1995年9月10日、韓国江原道 束草市(現江院特別自治道 束草時)で誕生しました。
小学生の頃に卓球を始め、2010年に1年間学校を休学してドイツに卓球留学して技術を磨きました。そして、2010年に開催された世界選手権カデットの部男子シングルスでは優勝を果たしています。
2013年の世界ジュニア選手権に出場すると、卓球王国・中国の代表選手3人を破って男子シングルスチャンピオンに輝きました。
その後、U21の韓国代表としてワールドツアーに出場。数多くの大会で優勝を収めます。そして、2016年の世界選手権クアラルンプール大会には韓国代表として出場し、団体戦で銅メダルの獲得に貢献しました。
2018年には、世界選手権ハルムスタッド大会で男子団体銅メダル獲得やITTFワールドツアーグランドファイナル男子ダブルス優勝など、輝かしい成績を残しています。
同じ韓国代表のイム ジョンフン選手とのダブルスは相性がよく、2021年の世界選手権ヒューストン大会、2023年の世界選手権ダーバン大会の2大会連続で男子ダブルス銀メダル獲得を果たしています。
Tリーグには2020-2021年のシーズンに木下マイスター東京から参戦を発表したものの、コロナの影響で1試合も出場できませんでした。しかし、今シーズンから金沢ポートより参戦を発表し、2024年8月31日の琉球アスティーダ戦でTリーグデビューを果たしました。
【2023-2024年のTリーグの成績】
チャン選手は、2023-2024年のTリーグには出場していませんでした。
【チャン ウジンの強みと注目ポイント】
繊細なボールタッチとクレバーなプレーが強みのチャン選手。
彼はフォアハンドを主体に攻撃するプレースタイルで、スマッシュやドライブなどの強打は世界でもトップレベルの威力を誇ります。
もちろん、このフォアハンドの威力も強力な武器のひとつですが、もうひとつ彼には持ち味があります。
それが、ボールのコース取りを使い分けたり、ただ強打を連打するだけではなく緩急をつけたりといったクレバーなプレー、そして繊細なボールタッチです。
サーブにも活かされる繊細なタッチは、同じモーションからさまざまな回転のボールを使い分けることを可能にし、相手選手はどの回転のサーブが来るのかギリギリまでわからず、対応に苦しみます。
ただパワーがあるだけではない、クレバーさも兼ね備えるチャン選手のプレーを、ぜひTリーグで堪能してみてください。
チャン ウジン
金沢ポート所属
韓国出身 1995年9月10日生まれ
身長172cm 右シェークドライブ型
(文:山田一希)